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画質高まる有機ELテレビ デザインと価格で見極めを 「年の差30」最新AV機器探訪

2018/8/23

大型テレビの中でも有機ELテレビが存在感を示しつつある

最近、テレビが好調だ。調査会社のGfKジャパンによると、国内テレビ市場は2011年以降は縮小傾向にあったが、17年に前年比がプラスに転じた。薄型テレビの18年上半期の販売台数は前年比7%増だ。アナリストの合井隆人さんによれば「10年ごろのエコポイント制度や地デジ化による特需期に購入したテレビが、買い替え時期に入りつつあることが主な要因」だという。

プラス成長をけん引するのは4K、そして有機ELだ。特に有機ELテレビの販売台数は前年の約8倍を記録。薄型テレビに占める割合は数量ベースではまだ2%だが、金額ベースでは11%と1割を超え、確実に存在感を増しつつある。

18年12月からは4K8K放送、20年には東京オリンピックを控え、高画質を重視する動きが強まる今、買い替えるならどんなテレビがおすすめなのか。平成世代のライターが、昭和世代のオーディオ・ビジュアル評論家に聞いた。

■魅力的になったLG

小沼理(26歳のライター) 今、テレビが好調だそうです。夏のボーナス商戦に合わせて各社の新モデルが登場しましたが、小原さんから見て、今期のテレビの動向はいかがですか?

小原由夫(54歳のオーディオ・ビジュアル評論家) 有機ELテレビが充実してきましたね。2018年モデルはLG、東芝、パナソニック、ソニーとすでに出そろっています。

小沼 GfKジャパンの調査では、薄型テレビ全体の販売台数は前年比が1%増なのに対し、有機ELテレビの販売台数は前年比8倍超。家電量販店のヨドバシカメラに聞いても「テレビの売り場面積はそのまま、有機ELテレビのコーナーは1.5倍になっています」と、存在感が大きくなっています。各社から登場した新モデルがこの動きをさらに加速させていきそうですね。新モデルの中で小原さんの注目は?

小原 まだ東芝だけはしっかりと視聴できていないのですが、今回はLGが面白いですね。フラッグシップモデルで壁に直接貼りつけられる「OLED W8P」を筆頭に、全5シリーズ10モデルを18年の4月から順次発売しています。種類が多く、ライフスタイルに合わせて選べるのが魅力的ですね。

全5シリーズ10モデルを発売したLG。スタンドタイプで設置しやすいものや壁に貼れるものなど、環境に合わせたモデルを選べる

小沼 17年にLGと国内3社の画質を比較したときは「LGは他と比べるとやや劣る」というお話でしたよね(記事「有機ELテレビ比較 同じパネルでも際立つ4社の個性」参照)。画質が向上しているんですか。

小原 今期からは大幅に改善されて、他に迫るものになってきています。絵の進化の度合いは一番でしょう。S/Nもかなり高くなっていますし。

小沼 「S/N」って何ですか?

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