中村倫也の演じ分ける力 「ジグザグ道」で身につけた

日経エンタテインメント!

映像の仕事が増えたのは、連ドラの『闇金ウシジマくん Season3』(16年)が放送された頃からだったと思います。『洗脳くん』っていうけれん味の強い役だったんですけど、そういう役はやってて楽しいし、わりと得意ジャンル(笑)。『モノにしてやるぞ』という意気込みを持ってやったら、『あれ、見てました』と声をかけていただくようになりました」

(写真:中村嘉昭)
(写真:中村嘉昭)

脇も真ん中も見える自分に

今年は、すでに上半期だけで5本のドラマと2本の映画に出演。「中村倫也」がツイッターのトレンドワードにも登場した。今後は、映像でも主演級の俳優になっていきそうだ。

「今の状況に対して『よし!』とガッツポーズしてる僕が1いたとしたら、150ぐらいの僕はアワアワしてます(笑)。でも5年、10年前の自分に伝えたいです。『こういうこともできてるぞ』って。

最近よく『いろんな役をやってますよね』と言われるんですけど、自分の中では、役の幅は狭まったほうなんですよ。若い頃は女形とか、ハリネズミが進化した人間の役とかもやってたんで(笑)。セリフが1個の役もやったし、真ん中(主役)もやらせてもらった。その分、歩いてきた道がジグザグというか。脇道にも行きまくった分、役だけじゃなく、人としての幅みたいなものも広がったような気がします。それを狭めるのはもったいないし、知らないことを知ったほうが、人生楽しいとも思うので。これからもより挑戦的に、いろんな役をやっていきたいです」

(ライター 泊貴洋)

[日経エンタテインメント! 2018年8月号の記事を再構成]

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