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扇子の選び方 ビジネスマンなら、布製の伝統模様で 「粋」な扇子の扱い方(1)

2018/8/11

やわらかな風で、手軽に涼を得られる扇子。コンパクトに折り畳めて、持ち運びに便利なことから、いつも携行しているという人も少なくないはず。ただ、その扱い方となると、意外と知らないもの。扇子の「たしなみ」を身につけ、優雅に暑さを乗り切ろう。まずは、その選び方から。ポイントは3つ。「色」「柄」「種類」だ。

《関連動画》
(2)扇子の開き方 両手でゆっくり、優しく丁寧に
(3)扇子の扇ぎ方 風が周りの人に当たらないように注意
(4)扇子の閉じ方 人さし指と中指で中骨を1本ずつ畳む

【色】

ビジネスシーンでは、派手な色は避けてダーク色がお薦め。ただし、夏は少し明るめの色を選べば、涼しげな印象を演出できる。

【柄】

スーツとの合わせやすさでは無地が一番。お洒落(しゃれ)上級者には、日本の伝統模様や縁起物をあしらった扇子をお薦めしたい。

・青海波(せいがいは) 扇状の形を波に見立てた幾何学模様。「大海原の波のように、いつまでも続く穏やかな暮らし」への願いが込められているという。

・市松 四角形をモチーフにした幾何学模様。上下左右途切れることなく続くことから、「子孫繁栄」「事業拡大」の意味を持つとされる。

・アユ 流されながらも急流を昇り続ける「上りアユ」は「勇ましい」「出世」といった意味を持つという。

・馬 馬は右から乗ると転ぶとされるため、左馬(ひだりうま、漢字の「馬」を左右反転させたもの)は人生を大過なく過ごすことができるとの意味が込められているという。

・トンボ 前にだけ飛び後退しないことから「勝ち虫」とも呼ばれ、勝利を呼ぶ縁起物とされている。

【種類】

・布扇子 多少の水滴でも破れづらいなど、紙製に比べて圧倒的な耐久性を誇り、ビジネスマンにお薦め。

・紙扇子 扇面の端まで骨が通っている布扇子に比べて、紙扇子は骨が少し短い。その分、しなりやすいので、より強く風をおこせる。

・短地(たんち)扇子 お洒落上級者向け。骨の数が多く、扇面より骨の方が長い。手にするとエレガントな印象。

監修:マナー講師 類家三枝子
衣装:メーカーズシャツ鎌倉、麻布テーラー
扇子:白竹堂

第2回「扇子の開き方」もご覧ください。

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