ブルゾンちえみ SNSは共感が集まる「自分の部屋」

日経エンタテインメント!

「私のブログ、長いんですよ。語りたいこと、気分が良くなる出来事があったときなど、『書きたい!』というエネルギーが湧いてきたときにその気持ちをぶつけるように書くから、どうしても長くなってしまうんです(笑)。

コメントをくださるのは、たぶん主婦の方が多いのかなと思うのですが、大人のみなさんとの会話を楽しんでいる感じがあります。例えば、イタリアに行った話を書けば、ご自身の思い出を書いてくださったり、映画の感想を書けば、別の作品もおすすめしてくれたり。ブログのコメントを読ませていただくのは楽しいです。私にとっては、温かく見守られていると感じられる場です」

いずれのSNSからも感じとれるのが、ブルゾン自身が心底楽しんで使っているのだろうという印象だ。それは、彼女が「見る側」としても楽しんでいるからかもしれない。「ビジネスフォローとかしたくないんです(苦笑)」と言う彼女のフォローリストには、海外セレブやアーティスト、ファッション関連などのアカウントが並ぶ。時には、自分が好きな芸能人に対し、ファン感覚でコメントを残したりしている姿も見られる。

共感を得るファン側の視点

(写真:浦田大作)

「今、面白いなと思うのは、俳優のウィル・スミスさん。ウィルは、わりと最近インスタを始めたんですが、大物スターなのに、自分で爆笑ムービーを作って投稿しているんです。アメフトの『スーパーボウル』を見るために、当日朝から全力で気合を入れて1日を過ごしている動画とか。彼自身がインスタを楽しんでいることと、見ている人を楽しませたい気持ちが伝わってくるんですよ。その精神に憧れますね。

単に誰かのファンとしてもSNSは使っています。ウィルの娘(ウィロー・スミス)が『失恋した、もう立ち直れない』とツイッターに投稿してたときは、『地球上に男は35億いるから大丈夫』みたいなことを英語に訳してコメントしたり(笑)。ウィルの息子(ジェイデン・スミス)が、私が自分の誕生日にアップした写真に『いいね!』してくれたこともあったんです。『え、私のこの投稿を見たってこと?』ってうれしくて。

SNSって、うれしいことや悲しいことから、特別な出来事ではない些細な日常まで、共感が集まる場だと思うんです。今年1月、東京に大雪が降った日、ワクワクしてブリリアン(with B)の2人とはしゃぐ様子をツイッターに投稿したんです。それがものすごく反響があって。自分でも、『なぜこんなに?』と不思議だったんですけど、投稿を見たみなさんも雪にワクワクして、はしゃぎたかったのかもしれません(笑)。そういう思ってもいない反応や、共感をいただけたりするのもSNSの不思議なところです。

私にとってSNSは、自分が見てほしいものを自分で発信できる、ありがたい場所です。ちょっとした名刺代わりにもなっていて、SNS上でハマっているものに触れると、テレビの番組などで企画に採用されたりと、仕事につながったこともあります。SNSがない時代の芸能人は、テレビなどでのイメージがすべてだったと思うんです。でも、今はSNSがある。SNSは『自分の部屋』だから、自分がやりたいようにやっていい。楽しい場ですね」

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2018年7月号の記事を再構成]

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