時計のデジタル化? そんな必要はないブライトリング ジョージ・カーンCEOのブランド改革(下)

中国・上海で開いた新作披露イベントでのジョージ・カーンCEO。翼のとれた新しいロゴへと刷新する
中国・上海で開いた新作披露イベントでのジョージ・カーンCEO。翼のとれた新しいロゴへと刷新する

スイスの高級時計、ブライトリングの最高経営責任者(CEO)、ジョージ・カーン氏にとって大きな課題の一つが、出遅れた中国市場での認知度アップだ。このため近く、世界に先駆けて新型店舗を北京に開設するのを皮切りに、「今後数カ月間で10店ほどを出店する予定」という。半面、「時計自体はデジタル化する必要はない」と、従来どおり機械式にこだわる考え。ブランドの今後についてカーンCEOに聞いた。

前編「スイスのブライトリング、『腕時計のポルシェ』へ」もあわせてお読みください。




スイス時計協会によると、スイスから中国への時計の輸出額は香港、米国に次ぐ3番手。すでに多くのブランドが中国市場で成功を収め、売り上げの3割を中国に頼るといわれるなか、ブライトリングは5%程度にすぎない。

■中国ではマイナーブランド

「中国人客の売り上げは全体の5%程度でしかない。ブライトリングは中国ではまだマイナーブランドだ。服飾、時計など世界の高級ブランド市場で、中国人向けの売り上げは50%を占めるともいわれる。最近は高額品の輸入規制などもあって消費行動に変化が表れているが、アジアで成功するには、やはり中国の消費者に受け入れられる必要がある」

「日本市場は力強く、順調に推移している。日本の消費者は欧州や米国と同様、パイロットウオッチへの共感がある。だが中国ではそれがない。コミュニケーションの仕方を変えて、異なるアプローチをしないといけない」

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