激務卒業、週20時間でいい アクセンチュアの働き方アクセンチュアの武井章敏人事部長

「特に重要なのは、変化の激しい時代に柔軟についていくような成長意欲やチャレンジ精神です。それを我々は、いきなり高いところを目指すのではなく『常にその一つ上を目指す』といっています」

時代の変化につれて、多様な人材が必要になっているという

「例えば、当社に英語ができないまま入ると苦労します。かといって、英語のできない人を採用しないということは一切ありません。学生なのでコンサルティング業務の本質をわかっているとは思いませんが、それでもコンサルティングの仕事に意欲的な人がいいです。世の中に一石を投じたい、自分がインパクトを与えたい、という人を積極的に採用しています」

思考プロセスとコミュニケーション能力がポイント

――選考フローはどういったものですか。

「エントリーシートの提出と適性検査、グループディスカッションを経て2、3回の面接です。入社4~5年の社員から管理職層まで300人の『先輩社員制度』というリクルーターを組織しています。彼らが自分の母校や出身地の大学を回って選考の説明をしたり、応募を促したりしています」

――グループディスカッションは、どんな形式ですか。

「学生5、6人に対し、面接官が1人です。テーマは『日本にどのくらい駐車場があれば、混雑が緩和するか』『全国のコーヒーショップの販売量はいくらか』など、専門知識は必要ないものです」

「見ているのは、その人の思考プロセスとコミュニケーション能力です。大局的に見ることができているか、ポイントを押さえているか。たとえば、自動車の例だと、交通量や平日・休日それぞれの駐車場の稼働率といったポイントから、自分なりの考えを導き出すことができるか。もう1つ重要なのは、人の話を聞いているかどうかです。答えが正しくても、ディスカッションできない人はダメです」

――インターンシップは実施していますか。選考には、どうつながっていますか。

「コンサルタントは3日、実際にアプリを作ってもらうエンジニアは5日の日程で行います。コンサルタントは顧客の所に常駐しており、そこで行うのは難しいので、別にプログラムを用意しています。コンサルタントの仕事とは何か、どんな課題に向き合っているのか、その解決のためのプロセスなどを学んでもらいます」

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