人間は1日活動すると、頭皮に皮脂や汗、汚れがたまった状態になり、炎症を起こしやすい。だから洗髪は毎日した方がよい。シャンプー後にマッサージするのもおすすめ。首や肩から顔、頭皮全体をもみほぐすと頭皮の血行がよくなり、抜け毛や薄毛の防止につながる。

髪の毛の水分量は10%から14%が理想だとされる(空気が乾燥すると、髪の毛がぱさつき、傷みやすくなる)。

ドライヤー、髪から20センチ以上離して

髪の毛の乾かし方は、タオルでポンポンと軽くたたくように水気をふきとること。髪同士をこすりあわせるとキューティクルを傷めてしまう。ドライヤーは髪から20センチ以上離して、低めの温度で乾かすのが基本だ。ぬれた髪は膨張して柔らかくなっているので、クシやブラシを使う場合、傷みやすいから注意が必要になる。

最後に、日常生活で気をつけることを挙げる。

まず精神ストレスがたまらないようにすること。ストレスは頭皮の血行を妨げ、抜け毛、薄毛を招きやすい。特に毛根は細胞分裂が活発でストレスに弱い部位なので、趣味や運動でストレスを発散するように心がけた方がよいという。

また夜更かしは避け、十分に睡眠を取り、バランスの良い食事を規則正しくとることも大事。過度なダイエットや偏食、脂肪や塩分のとりすぎ、過度の喫煙や飲酒もよくない。頭皮や頭髪を清潔に保つことも抜け毛、薄毛予防には欠かせない。パーマやカラーリングをきつくかけるのも髪や頭皮にはよくない。さらに、ポニーテールのように髪を引っ張るヘアスタイルを長時間続けても抜け毛や薄毛の原因になるという。

とにかく、細くて短い抜け毛が目立ち始めたら薄毛の危険信号。フケが増えるのも、頭皮の代謝が正常ではなくなっている証拠なので要注意だ。

いよいよ9月に入り、季節の変わり目を迎える。抜け毛、薄毛が一気に進むのもこの季節が多いとされる。これまで紹介した知識をいかして、いつまでも若々しい髪の毛を保ちたいものだ。

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