では、年齢と薄毛との関係はどうなっているのだろうか?

年齢と薄毛の悩み、年齢と毛髪の太さの関係をそれぞれ示したのが図6.7。

図6を見ると、男性の方が若いうちから薄毛の悩みがより切実な様子がうかがえる。女性の方も中高年期以降から急速に薄毛の悩みが増している。

女性は50歳代から悩み増加

男性では20歳代で薄毛の悩みが既に8%。その後も徐々に増え、20%を突破する50歳代でピークに達する。一方、女性は男性ホルモンが多くないせいか、若い時期は男性ほど薄毛の悩みは深刻ではないが、50歳代あたりから急速に増え始める。特に60歳代では男性16.5%、女性11.4%となり、男女差はそれほどなくなっている。



こうした傾向を裏付けるように、毛髪の太さは、男性の方が女性よりも先にピークを迎えることが分かる(図7)。だから、男性の方が若いうちから薄毛に悩む人が多いのだ。

薄毛を引き起こす主な原因は男性ホルモンや遺伝・体質。これらに加え、精神的なストレス、疲れ、頭皮の汚れ、不健全な食生活なども加わる。つまり、薄毛は現代病の代表といってもよい。

参考までに、アデランスの調査では、2007年の日本国内の薄毛人口(男性)を1342万人と推計しており、高齢人口の増加などを背景に1995年の970万人から、01年の1257万人と徐々に増えている。

以上、ここまで毛髪の基礎知識や薄毛のメカニズムについて説明してきた。

次回は、薄毛の知られざる実態調査のほか、薄毛の簡単な診断法や効果的な防止法などについて紹介する。

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