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達人が推薦 大掃除に役立つ裏ワザ、ベスト10

2015/12/6

 年末大掃除の季節が来た。計画的に進めようと思っていても、毎年ぎりぎりまであわただしくなってしまう人は多いようだ。肝心なのは手早くきれいに仕上げる掃除のテクニック。そこで掃除の達人たちに、苦手な人にもおすすめの掃除の裏技を選んでもらい、ランキングした。

■力いらずでピカピカに

 大そうじといえば、1年間見て見ぬふりをしてきた汚れを、ゴシゴシ落とす力業と思いがち。裏技を知れば、その固定観念は雲散霧消するだろう。軍手をぞうきんがわりにすれば、隅っこの汚れも簡単にきれいになる。作業の間に「ラップパック」や「重曹プール」などのつけ置き技で汚れをふやかしておけば、その後の掃除がスムーズになる。

 「エタノールスプレー」や「ハンガーストッキング」も必需品。ポケットや腰に引っかけて動けば、気づいた所から汚れをサッと落とせる。

 どれも身近な道具でできる。まずは気になる技から試してみよう。その効果を知れば、掃除に張り合いもでる。見違えるほどきれいになった家で、新年を迎えることができるはずだ。

1位 軍手ぞうきん 590ポイント
 必要なもの:軍手、ゴム手袋 オススメな場所:ふき掃除ならどこでも
 軍手はゴム手袋の上に装着すれば、ぞうきんのように使え、細かいところのふき掃除に便利だ。便器から照明器具やテレビ裏の配線コードについたほこりまで「指先、手の感覚で繊細な物でもきれいに拭きとれる」(高橋ゆきさん)と、専門家の多くが高く評価した。
 住まいの汚れはから拭きをしてから、水拭き、洗剤と段階的に進める方が効率的。軍手でから拭きできれば、次の作業にもすぐ取りかかれ効率的でもある。加えて水拭きで洗剤を使う場合も肌を傷める心配がない。「軍手さえあれば、すぐにできるのがよい」(近藤典子さん)、「軍手ぞうきんをつけて掃除機をかければ、床と棚などの拭き掃除が同時にできる」(本間朝子さん)などと手軽さを指摘する声も目立った。
 軍手ではなく「木綿の手袋のほうが細かいところに届きやすく、陶器や額縁など繊細なものに向く」(芳賀裕子さん)というこだわり派もいた。
2位 電子レンジは水をチン 490ポイント
 必要なもの:水を入れたコップ(金属製は不可) オススメな場所:電子レンジ
 電子レンジでコップ1杯の水をチンすると、水蒸気で庫内にこびりついた汚れが浮き上がり、ふき掃除をしやすくなる。水を加熱して沸騰させ、扉を開けずに20分ほど蒸気で満ちた状態にすればよい。「意外に取り組みにくい所。肉料理のあとには行いたい。ケーキなどを焼く前にやっておけば、におい移りも防げる」(芳賀さん)、「水にハーブやレモンを入れると香りの効果もある」(山田亮さん)。
 これでも落ちない汚れは「重曹を水で薄めたものをレンジで熱してから、ふき掃除をする」(藤原千秋さん)とよい。ただし、しっかりふき取らないと乾いたときに重曹が白い跡となり残る。注意が必要だ。
3位 ふき掃除には消毒用エタノール 390ポイント
 必要なもの:消毒用エタノール オススメな場所:油汚れや除菌したい場所
 エタノールは通常の汚れだけでなく、油汚れも落とす優れもの。除菌効果がありドアノブや冷蔵庫内など衛生が気になる所のふき掃除にも向く。薬局などで売られている消毒用エタノールを、スプレーボトルに入れておけば手軽だ。「スイッチなど家電品の周りの洗剤を使えない所におすすめ。革製品にも使える」(茅野江利子さん)。ただし、消毒用エタノールは引火性がある。火気にはくれぐれも注意を。
4位 カビ取りパック 360ポイント
 必要なもの:キッチンペーパー、カビ取り剤など オススメな場所:浴室など
 壁周りや大きな家具のしつこい汚れは、洗剤やカビ取り剤を吹き付けたキッチンペーパーを張り、上からラップをして放置すると落としやすくなる。「水分が飛ばず洗剤が効く」(茅野さん)。もっとも張った部分が傷む恐れもあるので「あまり長時間張らない方が無難」(藤原さん)。まずは目立たない所で試してみよう。
5位 ラップクレンザー 300ポイント
 必要なもの:食品用ラップ、クレンザー オススメな場所:フライパン、IHヒーターなど
 丸めたラップにクレンザーをつけ、汚れをこするだけ。IHヒーターや鍋の焦げ付きもわずかな力で落とせる、スポンジやブラシより効率的だ。「使用済みのラップで構わない」(藤原さん)のも魅力。
6位 網戸汚れにメラミンスポンジ 280ポイント
 必要なもの:メラミンスポンジ オススメな場所:網戸
 取り外しが面倒な網戸掃除。メラミン素材のスポンジを使えば、汚れが簡単にとれる。大きめにカットしたスポンジを水に浸し、網戸にあてて軽くこすり下げると、驚くほどきれいになる。洗剤不要。網戸は伸びやすいので「押し込まず、軽くなでるように使うのがポイント」(山田さん)だ。
7位 重たいものにキャスター
 観葉植物の台やゴミ箱はキャスター付きを選ぶと掃除が楽。「重い物を持ち上げて腰を痛める心配がなくなる」(本間さん)
8位 ストッキングハンガー
 針金ハンガーを縦長に曲げ、使用済みストッキングをかぶせるだけ。「静電気効果があり高所のほこり取りにぴったり」(高橋さん)
9位 重曹プール
 大きめのゴミ袋にぬるま湯と重曹をいれ、つけ置き洗いしたいものをいれていく。「油汚れに安全安心な方法」(河村ひとみさん)
10位 手アカ汚れに消しゴム
 スイッチやドアなど「こするだけで手あかの黒ずみを落とせる。汚れている消しゴムはこすってきれいにしてから使う」(本間さん)

みんなの失敗エピソード

<こすりすぎて…>

・ガスレンジの換気扇に強力な油汚れ落としを使ったら、塗装がはがれてしまった。結局、メーカーに頼んで部品を取り寄せて交換した(50代女性) → 強力な油汚れは9位の重曹プールに

・カビとりで壁をこすりすぎて、それ以降汚れがつきやすくなってしまった(40代男性) → 4位のカビ取りパックで素材をいためずカビ取りを

<高いところの掃除をしていたら>

・椅子の上にのって天井を掃除していたら、転び、肋骨が折れた(50代男性) → 長い柄付きの掃除ワイパーなら楽々

・高い場所の掃除中、脚立から降りる際にしりもちをつき、回復に一か月かかった(70代女性) → 8位のストッキングハンガーならたんすの上も脚立不要。新聞紙やラップを敷いておくのも手

<それは吸わないで…!>

・掃除機でゴミと一緒に現金や回数券を吸い込んだ。掃除機を開け、ごみを広げて散々だった(60代男性) → 掃除機の先端にストッキングをかぶせるのが一案

<放置し続け早うん年…>

・レンジフードの掃除を12年間していない。どうしよう……(40代女性) → まずは9位の重曹プール。それでも落ちない汚れは重曹を溶いてペースト状にしたものを塗ってみる

  ◇  ◇  ◇  

 表の見方 数字は選者の評価を点数に換算したもの。必要なアイテム、おすすめの掃除スポットなど。

 調査の方法 掃除の専門家らに掃除の裏技を聞き取り調査し編集部でリストを作成。アンケート形式で「少ない手間で汚れがごっそりとれる」「是非一度試してもらいたい」などの点で評価してもらい、1位から10位まで挙げてもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)。

 上田伸美(ライフクリエイティブ協会代表理事)▽茅野江利子(CaSy教育マネジャー)▽河村ひとみ(たんぽぽクリーンサービス代表取締役)▽近藤典子(住まい方アドバイザー)▽高橋ゆき(家事研究家・家事大学学長)▽芳賀裕子(お片づけコーチング Studio HAGA主宰)▽東いづみ(掃除ブロガー)▽藤原千秋(家事・住宅アドバイザー)▽本間朝子(知的家事プロデューサー)▽山田亮(家事ジャーナリスト)▽リクルートスタッフィング家事支援サービス カジアル

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