きれい好きにお薦め スティック型掃除機・ベスト10
スギ花粉や黄砂の飛散をにらみ、掃除機売り場が盛況だ。中でも品ぞろえを増やしているのが、スティック型のコードレス掃除機。食事の食べこぼしなど目についたゴミを手軽に掃除できる"ちょいがけ"に便利で、2台目としての購入にも向く1台を専門家に選んでもらった。

瞬時にハイパワーで吸引
ヘッド部(ノズル)はナイロンフェルト素材が特徴的なソフトローラークリーナーで、大小のゴミを同時に吸い取る。延長パイプを取り外してハンディークリーナーとしても使える2イン1型。最長で20分間掃除でき、時間が経過しても吸い取り性能が変わらないという。
「先が細いのでベッドやソファの下にも入る。ノズルが豊富で用途が幅広い」(矢野きくのさん)。壁面に専用部品を取り付け、掃除し終わった後はそこに掛けて収納する。自立はしない。(1)サイクロン(2)2.3キログラム(3)ニッケルマンガンコバルト(4)約3.5時間(5)通常20分(モーター駆動のヘッド使用時は16分)、強モード6分(6)6万9980円(7)ダイソン(8)0120・295・731

糸くずや髪の毛の絡まり 簡単に解消
「軽くはないが重量バランスが良く、掃除の際の負担が少ない。フローリングもじゅうたんもよく掃除できる」(安蔵靖志さん)、「重心が低いので安定感がある。ヘッドの動きがなめらかで、楽に操作できる」(高橋ゆきさん)。(1)サイクロン(2)2.6キログラム(3)リチウムイオン(4)約4時間(5)通常35分(6)2万4770円(7)エレクトロラックス・ジャパン(8)0120・54・0202◇

替え充電池で長時間使用
「床材に応じてパワーを自在に切り替える機能があり、無駄なくゴミを吸引する」(神原サリーさん)、「スタイリッシュかつ目立ちすぎないなデザイン。(集めた)ゴミの処理がしやすい」(安蔵さん)。(1)サイクロン(2)2.2キログラム(3)リチウムイオン(4)約80分(5)自動モード10~20分、強8分(6)4万420円(7)シャープ(8)0120・078・178

ヘッドを工夫 壁際のゴミ逃さず
「ほかの機種では取れなかった部屋の隅の固形ゴミもしっかりと吸う」(毎田祥子さん)、「デザインがシンプルで現代的」(鴻池さん)(1)サイクロン(2)2.7キログラム(3)ニッケル水素(4)約5.5時間(5)HIGH15分、LOW30分(6)2万8660円(7)パナソニック(8)0120・878・365

肩掛けなど使い方多彩に
「取り外し可能な部分が多く様々なスタイルに姿を変えられる。充電池の寿命も長い」(室井辰夫さん)、「音が比較的静かでストレスなく使える」(藤原千秋さん)。(1)サイクロン(2)2.3キログラム(3)リチウムイオン(4)約5時間(5)標準約20分、強約8分(6)3万6080円(7)東芝ライフスタイル(8)0120・1048・76
「ゴミをタンク内で圧縮するため、多くのゴミを吸い込める」(大内菜南子さん)。2イン1型でヘッドにLEDランプが6灯付く。自立式で充電台がある。スティックは折り畳んで収納できる。(1)サイクロン(2)2.8キログラム(3)ニッケル水素(4)約4時間(5)標準約30分、強約12分(6)2万3770円(7)日立アプライアンス(8)0120・3121・11
軽量でデザインも機能もシンプル。22分間の急速充電で約20分使える。「充電に必要な時間が短く、吸引力も強い」(神原さん)。電池は同社の電動工具と共通。小型だが、集じん容量は0.65リットルと大きめ。(1)カプセル式(2)1.3キログラム(パイプ、ヘッドなしの状態)(3)リチウムイオン(4)約22分(5)約20分(6)2万2731円(7)マキタ(8)0120・17・1197◇
1月末に発売されたばかり。軽いかけ心地で「体への負担が少なく、妊娠中や高齢者の方にもお薦め」(高橋さん)。集じん容量は約0.6リットル。(6)1万6800円※(7)ドリテック(8)0120・875・019◇
ほこり感知センサーで床面などのゴミの量を判別し、強・弱の吸引力の強さを自動運転する。「サイズや持った時のバランスがよい」(稲田真一さん)(6)1万7680円(7)アイリスオーヤマ(8)0120・311・564
「軽くて小回りがきく。(再利用可能な)ダストバッグと紙パックの使い分けができる」(矢野さん)。付属のストラップで壁面のフックなどにかけておく。(6)2万3000円(7)リョービ販売(8)052・806・5111◇
表の見方 数字は選者の評価を点数にした。(1)集じん方式(2)重量(3)充電池の種類(4)充電時間(5)動作時間(6)都内大手量販店やネット通販の1月下旬の税込み実売価格など、※はメーカー市場想定価格(7)製造元(8)問い合わせ先電話番号。◇は土、日、祝日除く。写真はLIXIL住宅研究所の次世代スマートハウス「GURU GURU」にて撮影
操作性や重量 店頭で体感
モーターや集じんタンクが一体になった本体をスティック(支柱)から取り外すとハンディークリーナーとしても使える2イン1型に評価が高いものが多かった。布団やエアコンフィルターなど様々な箇所にあわせたノズルも充実している。
床掃除で使う場合は、本体の装着位置がスティックの手元近くか、床近くかによって操作のしやすさや腕に感じる重さが異なる。自分が手軽に使いやすいものを選ぶためにも、家電量販店などで実際に試してみるのがよい。
駆動時間は通常モードで20分程度という機種が多い。ただし充電にかかる時間は20分ほどから数時間まで、まちまちだった。
キャニスター型の掃除機と違い、部屋に出しっ放しにすることが多いのでデザイン性のほか、スタンドなしで自立するかといった点もチェック項目となる。自分の使い方を踏まえて選びたい。
◇ ◇ ◇
調査の方法 スティック型掃除機を扱う20社の新・主力機種を20台集め、吸引力や操作性、重さ、デザイン性などの観点から軽い掃除に便利で2台目需要にも向くものを、専門家に実際に使って選んでもらった。専門家は次の通り。(敬称略、五十音順)
安蔵靖志(IT・家電ジャーナリスト)▽稲田真一(武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科教授)▽大内菜南子(ビックカメラ有楽町店家電担当)▽神原サリー(家電コンシェルジュ)▽鴻池賢三(総合家電アドバイザー)▽高橋ゆき(家事研究家)▽藤原千秋(住宅アドバイザー)▽毎田祥子(家事アドバイザー)▽室井辰夫(ヨドバシカメラマルチメディアAkiba家電コンシェルジェ)▽矢野きくの(家事アドバイザー)
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