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おいしそう! 料理写真、スマホで上手に撮るコツ

2021/8/1

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スマートフォンで撮ったパンケーキ(東京都杉並区のムッチーズカフェ)=鈴木 愛子撮影
スマートフォンで撮ったパンケーキ(東京都杉並区のムッチーズカフェ)=鈴木 愛子撮影

SNS(交流サイト)に載せる画像の定番が料理やスイーツ。おいしそうな写真はフォロワー増にも効果てきめん。スマートフォンで上手に撮るコツをプロフォトグラファーらに聞いた。

写真を撮る際に大切なのが光の使い方だ。「撮影はできるだけ窓の近くの自然光が入る場所で。さらにレフ板を補助ライト代わりに使うと、際立たせたいところに明るさやツヤ感を出すことができる」。フォトグラファーの鈴木愛子さんはそう話す。

料理写真は料理に高さを出すと画面に立体感が生まれる。パンケーキならクリームや果物を上にのせたり、上からメープルシロップをかけて動きを出したりするのもいい。いずれも平面の写真に立体感や動きを出すことでイキイキとした写真になる。また料理の写真は被写体の正面から光が当たる「順光」ではなく、背後から光が当たる「逆光」や、横方向から光が当たる「サイド光」で撮影するのがいい。

「逆光やサイド光は撮りたいものの輪郭や質感がはっきり出るので、料理の撮影に向いている。フルーツのみずみずしさやソースのとろっとした感じなど、その料理のもっともおいしそうに見える部分を引き出すことができる」(鈴木さん)

カメラそのものの性能についても頭に入れておきたい。スマートフォンのカメラは通常のカメラと比べて、レンズが広角気味になっている。広角レンズは広い範囲を撮影できて多くのものを写すことができる一方、「撮る必要のないものまで映り込む」欠点もある。

そのうえ、広角レンズは写真にゆがみが出やすい。高さのあるグラスなどを撮影するとゆがみが分かりやすい。鈴木さんは「スマホで撮影するときはややズームで望遠にして撮るようにすると、ゆがみのない美しい写真になる」とアドバイスする。

また背景をあえて映し込みたいときは、ポートレートモードで撮るのがおすすめだ。多くのスマホに搭載されている同モードなら、背景がふわっとぼやけるので雰囲気のある写真になる。

照明を落とし気味にした店で料理を撮るときもあるだろう。このときスマホが内蔵しているフラッシュは使わないほうがいい。フラッシュを使うと確かに明るくは写せるが、のっぺりとして質感のない写真になってしまう。またスマホのカメラにはオート露出機能がついているので、逆光で撮影するとカメラが「光が多すぎる」と判断し、被写体が暗くなってしまうことがある。こうした明るさの調整に悩むときは手動で露出を調整するのがいい。

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