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達人お薦め 舞台裏巡りも楽しめる水族館ベスト10

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雨の日でも出かけられる屋内施設として人気の水族館。展示水槽の上や裏側(バックヤード)からもじっくりと観察できたり、裏側そのものを楽しむツアーを組んだりする施設が増えている。そこで専門家にそんな「バックヤード」巡りも楽しい水族館を聞いた。

1位 沖縄美ら海水族館(沖縄県本部町) 690ポイント

巨大水槽を真上から見る

 最大の見どころは水族館の1階から2階を貫く長さ35メートル、奥行き27メートル、深さ10メートルの世界有数の大水槽「黒潮の海」。3匹のジンベエザメやナンヨウマンタがゆったり泳ぐ。正面のイスに座って眺めるのもいいが、「黒潮探検(水上観覧コース)」の入り口から専用エレベーターで4階に上れば、「世界最大の魚類を日本最大級の水槽の上から見られる」(杉本繁郎さん)。
 水上に渡しているデッキの透明なアクリル製の床からは自分の真下を通るマンタや水面近くを泳ぐ魚が見られ、ジンベエザメの名前の由来でもある甚兵衛模様もはっきり確認できる。「水槽の大きさにびっくり。予約や時間制限がなく自由に入れるところもうれしい」(鈴木孝章さん)。9月まではスタッフによる説明が1日8回あり、展示を待つ予備水槽にいる幼魚や魚の搬入方法などについて解説してくれる。(1)1850円(2)12月3、4日(3)ツアーはなし。午後2時30分~5時30分以外は無料で見学可(4)0980・48・3748
2位 海遊館(大阪市港区) 590ポイント

餌を作る部屋や冷凍庫を公開

 十字型の「太平洋水槽」を取り囲むように13の水槽が並び、環太平洋の海を再現する8階建てのビル型水族館。シュモクザメやマダラトビエイなどが見られる。「ジンベエザメの餌の食べ方を真上から見て、理解できるのがいい」(田井基文さん、ジンベエザメは現在休養中で展示していない)。通年開催のガイドツアーでは太平洋水槽の上側からの餌やりを見学できる。
 夏季限定の「バックヤードツアー」(要予約)は、常時3~4日分の餌を蓄える冷蔵・冷凍庫、調餌室など普段は非公開の最上階を巡る。「とにかく広い。餌の匂いも感じ取れて面白い」(新野大さん)。予備水槽にいるカマイルカの部屋に入ると顔を出すことも。(1)2300円(2)なし(3)ガイドツアーは毎日(500円)。バックヤードツアーは7月下旬~土日各日2回、前日までに要予約(900円)(4)06・6576・5501
3位 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市) 550ポイント

シロイルカと触れあえる

 シャチやアシカ、イルカなどそれぞれのショーの専用舞台とプールがある総合レジャー施設。「水族館まるごとウォッチング」は毎日1回開催。南太平洋の魚類を展示する水族館の裏で水槽の水をろ過し、再利用する装置や非常用発電機といった設備の解説のほか、施設前に広がる東条海岸で保護した卵からかえったアカウミガメの話が聞ける。シロイルカに触れ、写真撮影することも可能。
 ツアーでなくても海獣たちの幕間は「間近で見られる」(鈴木さん)のが魅力。(1)2800円(2)12月9~11日(3)毎日1回(900円)(4)04・7093・4803
4位 市立しものせき水族館 海響館(山口県下関市) 480ポイント

渦潮を見下ろす面白さ

 毎年、冬にバックヤードを見るツアーを催す。メーンの「関門海峡潮流水槽」には深さ2メートルの渦潮が5分おきに現れる。通常は逆円すい形に見える渦を「水槽の上側から見られるのは面白い」(新野さん)。展示している世界各地の100種類のフグに加え、裏側で数十種類も飼っており「フグの種類の多さにはびっくりする」(田井さん)。調餌室や冷凍庫の中にも入れるほか、ヒトデやナマコなどにも触れられ、写真撮影も可。(1)2000円(2)なし(3)12月~2月まで実施予定(無料)(4)083・228・1100
5位 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市) 470ポイント

テーマ月替わりのツアー開催

 「えのすいバックヤードツアー」は毎月テーマが変わり、6月は展示スペースでも人気のクラゲを楽しめる。採取したクラゲを展示するまで慣らしている予備水槽のほか、繁殖させる途中の飼育の様子がつぶさに見られる。給餌を終え胃の色が変わったミズクラゲの姿が見られることも。「テーマが変わるとまた違った楽しみ方ができる」(小暮祥子さん)。7、8月は夏休みの自由研究を意識したツアーをする実施予定。(1)2100円(2)なし(3)土日祝日(700円)(4)0466・29・9960
6位 鳥羽水族館(三重県鳥羽市)
 バックヤードを見るツアーは国内で唯一、同館が飼育するアフリカマナティーが野菜を食べる姿も目の当たりに。ツアーは予約可、有料。(1)2400円(4)0599・26・5575(予約専用)
7位 アクアマリンふくしま(福島県いわき市)
 チョウザメ水槽の裏側や標本室などを見学できる。ボランティアガイドの説明がつき、8人そろい次第、随時出発。無料。撮影も可。(1)1600円(4)0246・73・2525
8位 横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)
 水族館とスタジアムの2つのバックヤードツアーがある。ショーを待つペンギンやイルカが足元までくることも。有料。写真撮影が可能。(1)3000円(4)045・788・8888
9位 アクアワールド・大洗(茨城県大洗町)
 サメの水槽を飼育員が掃除したり、マンボウに餌やりしたりする様子が見られることも。サメの歯やマンボウの餌に触れる。無料。(1)1850円(4)029・267・5151
10位 水族館「うみたまご」(大分市)
 サメやエイなどが泳ぐ大回遊水槽の上の通路を歩き、アジやサバに餌のオキアミをやる体験も。有料。写真撮影ができる。(1)1950円(4)097・534・1010

 表の見方 数字は選者の評価を点数にした。水族館や施設名、所在地。(1)大人1人の入館料(2)年内の休館日(3)バックヤード見学ツアーの開催時期など、カッコ内は大人1人の参加料金(4)問い合わせ先電話番号。写真は施設提供

飼育の現場 間近で拝見

バックヤードの方が展示スペースより広い水族館は多い。水槽の水をきれいに保ち熱交換器で適温にする装置類のほか、展示待ちの魚や幼魚がいる予備水槽、餌を作る給餌室、巨大クレーンなどがある。普段は見えない場所をスタッフ気分でのぞけるのが醍醐味だ。

メーンの大水槽の裏側を公開する施設が多く、餌やりや清掃用に設けた水槽上部の通路から眺められることも。飼育員が案内してくれるツアーでは飼育の工夫や苦労話などが聞ける。

例えば9位のアクアワールド・大洗では飼育員のほぼ普段通りの作業を観察できる。運が良ければマンボウの給餌に立ち会えるほか、「ダイバーが体を保護するオリに入りながらサメの水槽を掃除する姿を間近で見られることもある」(茂木みかほさん)。

バックヤード見学ツアーは、入館料以外に200~1000円程度の別料金がかかることが多い。参加できる人数や年齢に制限がある施設が多く、休日は整理券の順番待ちや予約が必要な場合もある。写真撮影の可否や立ち入り禁止区域など、施設の指導にきちんと従って楽しもう。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 全国の水族館で水槽の上や裏側から見学できたり、施設内の裏側を案内したりする約40館のリストを作成。水族館の裏側見学などに詳しい編集者らにお薦めを最多10館選んで1~5位までの順位付けもしくは3段階評価してもらい、編集部で集計した。(敬称略、五十音順)。

 加藤秀弘(東京海洋大学大学院教授)▽河原正人(近畿大学水産養殖種苗センター技術員)▽小暮祥子(オールアバウト「家族旅行・子連れ旅行ガイド」)▽杉本繁郎(ブログ「水族館ふりーく」運営者)▽鈴木孝章(昭文社旅行書編集一課課長)▽田井基文(雑誌「どうぶつのくに」編集長、写真家)▽高岡昌江(「ほんとのおおきさ水族館」著者)▽玉置泰紀(KADOKAWAウォーカー情報局統括局長※)▽浪間美奈希(クラブツーリズムバス旅行部)▽新野大(水族館プロデューサー)▽広海十朗(日本大学生物資源科学部教授)▽三橋孝夫(東京コミュニケーションアート専門学校非常勤講師)▽茂木みかほ(ライター)※各地のウォーカー編集長の選考をまとめた

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