学びの夏 日本史に夢中になれる本ランキング

<小説で考える>

1位 宮本武蔵(文庫判、1~8巻) 245ポイント
真の剣豪への歩みたどる 功名心に燃えて関ケ原の合戦に加わった若者・武蔵。剣の修行と幾多の死闘を通じて真の剣豪としての澄んだ境地に至る姿は人生の意味も考えさせる。
宮本武蔵像を形作った小説。漫画化などの影響でファンの年代層は幅広い。「読むたび、新たな味わいがある。史実を超え、世代を超え、読みつがれるべき名作」(井手窪剛さん)(1)吉川英治(2)講談社など(3)734円(1冊)


2位 燃えよ剣(文庫判、上下) 190ポイント
土方歳三の生きざま描く 新選組副長の土方歳三の生涯を描く。浪人や農民の寄せ集めが当時最強の集団へと変貌する展開に、目が離せない。「誠の旗を掲げ、新選組をつくり上げた土方歳三の男らしい生きざまに魅了される」(辰本清隆さん)(1)司馬遼太郎(2)新潮社など(3)上下各830円


3位 壬生義士伝(文庫判、上下) 150ポイント
義に生きた男、巧みな構成 妻子を養うために南部藩を脱藩し、新選組に加わりながら義に生きた吉村貫一郎の生涯。「生き残った隊士への聞き書きと、幕末の描写が交互に出てくることで思いや深みが増していく作品」(小栗さくらさん)(1)浅田次郎(2)文芸春秋(3)上下各700円


4位 真田太平記(文庫判、1~12巻)
(1)池波正太郎(2)新潮社など(3)788~882円(1冊)
5位 一夢庵風流記(文庫判)
(1)隆慶一郎(2)新潮社など(3)830円


<漫画で味わう>

1位 へうげもの(1~16巻、以下続刊) 390ポイント
美や文化で語る戦国の世 織田信長らに仕えた武将であり茶人の古田織部を主人公として戦国時代を描く。合戦などの「武」の側面ではなく、当時、珍重された茶器など美や文化に重点を置く斬新な作風が特徴だ。
「政争の裏には武力だけではない、濃密な駆け引きがあったのだと思わされる」(関口靖彦さん)(1)山田芳裕(2)講談社(3)540~580円(1冊)


2位 センゴク(1~15巻) 270ポイント
合戦シーン、圧巻の臨場感 数多くの失敗を重ねながらも不屈の精神で挽回し続ける武将・仙石権兵衛秀久を主人公に、戦国乱世をダイナミックに描き出す。「とにかく臨場感があふれている。迫力の合戦シーンが見ものだ」(田山直樹さん)(1)宮下英樹(2)講談社(3)560~600円(1冊)(注・第2部「天正記」1~15巻、第3部「一統記」は1~4巻で以下続刊)


3位 火の鳥(1~11巻と別巻) 250ポイント
過去へ未来へ、壮大な物語 不死の生命体である火の鳥を通じ、過去と未来を縦横に行き来しながら展開する壮大な物語。架空の設定も多いが、歴史に親しむきっかけになる作品だ。「古代から未来までのめくるめく悠久の時にひたりつつ、号泣。永遠の名作」(辰本さん)(1)手塚治虫(2)朝日新聞出版など(3)1050~1785円(1冊)


4位 お~い!竜馬(新装版、1~12巻)
(1)武田鉄矢(作)小山ゆう(画)(2)小学館(3)780円(1冊)
5位 あさきゆめみし(文庫判、1~7巻)
(1)大和和紀(2)講談社(3)578~693円(1冊)


表の見方 数字は選者の評価を点数に換算した。(1)著者、監修者など(2)出版元(3)税込み価格。複数の出版元がある書籍では表紙写真、巻数、価格は代表例として(2)に示した出版元のものを採用した。

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