Kiss、LUMIX？ 女性にお薦めのデジカメランキング

高画質なレンズ交換式デジタルカメラが好調だ。ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）などで個性的な表現に磨きをかけたい女性がカメラ市場の支え手として存在感を増す。「ペットや子どもなど被写体が動く場合」と「料理や風景など静止している場合」の2つに分け、女性にお薦めのカメラを専門家に聞いた。

＜ペットや子ども 撮りたいなら＞

＜料理や風景 撮るなら＞

　表の見方　数字は選者の評価を換算。(1)カメラのタイプ(2)重量（レンズ交換式カメラはレンズ除く）(3)画素数(4)液晶の種類(5)無線通信機能の有無(6)東京都の量販店での7月上旬の実売価格。価格は変動あり(7)ボディーカラー、1位の撮影写真はイメージ

「今や女性がカメラを楽しむことは定着した」と話すのは雑誌「カメラ日和」の矢島直美編集長。同誌が催すカメラ教室では参加者の9割近くが女性で、人数も5年前の8倍に増えている。

人気の背景にあるのはSNSの普及だ。写真専門サイト「デジカメWatch」の折本幸治編集長は「面白い文章を書くのは難しいが、最新のカメラなら誰でもセンスのいい写真が撮れる」という。無線通信で手軽に写真をスマートフォン（スマホ）に転送できる機種も登場。女性のカメラ熱はさらに高まりそうだ。

ストラップにレンズキャップ、カメラポーチ。「カメラと一緒にストラップとバッグを必ず買うのが女性の特徴」（ビックカメラの本間さん）という。小物を充実させ、カメラも携帯電話や雑貨の一種として自分流にアレンジする。

撮った写真をプリントして加工する人も多い。スクラップブックに貼り付けて、シールなどでかわいらしく彩るほか、写真を使ったアクセサリーを作るのも人気だ。

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　調査の方法　デジタルカメラに詳しい専門家にサイズや操作性、画質などの観点から女性向けのお薦め商品を選んでもらった。動きが速いペットや子どもなどを撮る場合、料理や風景など静止したものを撮る場合により適した機種を選んでもらった。選者は次の通り

▽荒川千絵（ヨドバシカメラマルチメディアAkiba一眼ビデカメツーリストチーム）▽飯野央子（写ガール編集部）▽磯修（日経トレンディネット編集部）▽荻窪圭（デジカメ評論家）▽折本幸治（デジカメWatch/女子カメWatch編集長）▽川野剛（デジカメライター）▽平野亜矢（日経PCビギナーズ編集部）▽本間浩美（ビックロ　ビックカメラ新宿東口店）▽三津井謙（ヤマダ電機LABI1日本総本店池袋）▽矢島直美（カメラ日和編集長）▽山田久美夫（フォトグラファー・DigitalCamera.jp主宰）▽吉村永（フリーカメラマン）=敬称略