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知る食うロード

焼き、釜飯に味噌汁も 有明海の絶品カキを食べ尽くす

2018/1/13

BSジャパン

 ふるさとが福岡県久留米市なので、子どものころの海水浴は有明海でした。干満の差が6メートルと日本一。干潮になると見渡す限りの干潟が広がります。ですから泳ぐというより潮干狩りが目的です。アサリが面白いように取れたのを思い出します。

焼きガキは何もつけずにそのまま 海の味がする

 今回は佐賀県側から有明の海を眺めながら、波打ち際に立って潮が満ちるのを待ちました。分速何メートルみたいなスピードで波が迫ってきます。

 反対に潮が引くと、あらわになった広大な海底に陽光が降り注ぎます。おかげでプランクトンが繁殖し、それをエサにする生き物が太ります。

 目の前の海で育ったカキを食べました。炭で焼いたカキを口に運べば、濃厚という言葉では足りない極太の味わいが舌を打ちます。そして飲み下しても、ビールを流し込んでもその味がいつまでも消えないのです。初めての経験でした。

身も味噌もたっぷりのガザミ

 そしてカニはガザミ、いわゆるワタリガニです。東京のスーパーで買うと味噌汁の出しになるくらいで食べるところがありません。でも有明のガザミはぷっくりとしていて、身も味噌をたっぷりなのです。奇跡のようなガザミです。思わず目をつむりました。

 うらやましいですか?

 太良町にはカキ小屋が並ぶ一帯があります。有明の食の景観をお楽しみください。

(食と旅のコラムニスト 野瀬泰申)

◇ ◇ ◇

「知る食うロード~発見!食の景観~」は、全国各地の食材や料理を探索し、秘められた物語や歴史を丸ごと「景観」として発見する番組です。これまでの旅、グルメ番組とは一味違った視点で日本を巡ります。BSジャパンで、毎週土曜日夕方6時から放映中。

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