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ミルクセーキのルーツは卵酒? 米英のエッグノッグ

ミルクセーキとプリンアラモード(4)

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NIKKEI STYLE

娘のなぞなぞ。「2.999…という仕事って何?」。何だろう。うーんと、何だろう。答えは「ほぼ3、保母さん」。おお、なるほど。

何の関係もない話だが、今朝これで笑って家を出てきたので書いてみた。失礼しました。

本題のミルクセーキとプリアラも無事4回目を迎えた。ミルクセーキは日本発ではない可能性が強まり、某事典の記述もちょっといじった方がいいかもしれないムードが漂ってきた。

と同時に、某事典が収録しているレシピは、日本型ミルクセーキの元々の姿を記録したもので、実はその後、いくつかのバリエーションが生まれているらしいことも判明した。

特に、九州の氷ジャリジャリ型食べるミルクセーキと、それ以外の氷なしまたは氷少量の飲むミルクセーキの存在である。ミルクセーキの内容に地域差があるなんて考えたこともなかったが、九州方面からのメールの内容、私自身が食べたものを考えると、まんざら可能性がないわけではないようである。私たちはある種の発見をしようとしているのだろうか。

喫茶店でコーヒーを注文すると出てくるミルクはミルクなのかホイップクリームなのか。これもやはり九州北部が独自のホイップクリーム文化圏である疑いが浮上している。

「フレッシュ」と呼ぶのは中京圏だけなのか。実は関西も昔からそうなのである。今回それが明らかになるであろう。

VOTEはこれまでに見てきたことをよーく確認する内容になる。いつの間にかプリアラがどっか行ってしまったが、行ってしまったものを無理に呼び戻すことはできないのである。その代わりホイップちゃんとフレッシュ君が加わってくれたからいいのである。

先週、HAMANさんから「エッグノッグとミルクセーキって何か関係あるんでしょうか」というご質問をいただいていた。材料、作り方が酷似しているからである。今週いただいた複数のメールがその回答になるであろう。

ご意見 アメリカにエッグノッグというものがあります。これって、日本で言うミルクセーキに似ているんじゃないでしょうか? ほかにご存知の方おられるでしょうか?(千葉県 20代です。 女性さん)

HAMANさんと同じ疑問をお持ちの方がおられた。

ご意見 ミルクセーキはイギリスやアメリカのエッグノッグ(egg nog)と同じものではないでしょうか。エッグノッグは卵と砂糖と牛乳とバニラエッセンスなどをミキサーで混ぜて作りますが、これってミルクセーキと同じですよね。大人用のものはラム酒やナツメグを入れることが多いので、この場合はちょっと味が違うかもしれません。
 エッグノッグは17世紀初頭からワインなどを入れて飲まれていたそうで、ミルクセーキよりも古くからあるようです。ということは、ミルクセーキは日本におけるエッグノッグの食の方言ということなのでしょうか?
「30代4年生さん」のメールにホットミルクセーキの話がありましたが、エッグノッグにもアイスもホットもあり、ホットはカスタードクリームを作る要領で作ります(ただし小麦粉は入れない)。クリスマスシーズンにはエスプレッソスタンドでエッグノッグラテなるものまで売っていたのを覚えています。(元シアトル住民ブーニーファンさん)
ご意見 ミルクセーキ(MILK SHAKE)はアメリカでは伝統的なおやつ(?)です。もとはアルコールを含んだ飲み物で健康食だったそうです。1885年には記述があったそうです。
 最初はエッグノグと呼ばれる、日本で言ったら玉子酒のようなものだったとか。malted milk と呼ばれる粉乳から作った飲み物との関連も強いそうです。
 ちなみに、マクドナルドの創始者Ray Krocはmilk shake machine salesman だったそうです。その機械を売りつけようと、カリフォルニアのハンバーガー屋に行ってみたら、話がとんとんと進みMacをオープンすることになったそうです。1954-55年の話(イリノイの渡鍋さん)

エッグノッグはクリスマスにつき物の飲み物である。味はブーニーファンさんが書かれているように、日本のミルクセーキそっくりなのだそうである。そうすると私たちが言うミルクセーキは、なぜかエッグノッグ? 少なくともレシピはそっくりさん。

「明治時代は滋養食だった」という先週紹介したメールと渡鍋さんの「健康食だったそうです」という記述が符合する。

何だか想像もしないところにやってきてしまった。日本のミルクセーキはエッグノッグだったなんて。エッグノッグってバーのメニューでしか見たことがない。よし今夜、ミッション飲ポッシブルする。神田の何でも500円バーで飲んでみる。

次はコーヒー・フレッシュ、ホイップクリーム問題。

ご意見 (1)ミルクセーキは、カナダではクリスマスの飲み物として紙パック入りで売られていました。また、家庭では卵、牛乳、砂糖、それに隠し味としての香料のバニラあるいはクローブ、ナツメグなど。少なくとも日本が発祥の地というのはおかしいと思います。ただし、同名異物としての日本発祥のものがあるのかもしれません。
(2)札幌市(北海道大学の正門そば)の喫茶店ではコーヒーにミルクとは別にホイップドクリームが出されていました。学生さんは喜んで山盛りにかけていました。つまり、黙っていてもウィンナコーヒーになった。当時も貧乏でしたから、このような喫茶店が多数であったのかは知りません。およそ30年以上前のことです(札幌生まれ、関東暮らしのまいけるさん)

ミルクセーキからホイップクリームへとみごとにつながるメールです。北大前の喫茶店で見られたホイップクリームは果たして個店のサービスなのか、それとも札幌では普通なのか。そこがポイントです。もし札幌で普通なら「ガラナ」同様、列島の北と南のはじっこに同じ文化が存在するという、興味深いことになります。

ご意見 関西でもやはり「フレッシュ」ですね。もちろん、「ミルク」ともいいますけど、「フレッシュ」の方がしっくりきます。聞き慣れているからでしょうね。
 それと、「ミルク」というと「牛乳」というイメージがあるのではないでしょうか。コーヒーにミルクをいれるとコーヒー牛乳。フレッシュをいれたものとは明らかに違う飲み物ですものね。
 ちなみに、嘉門達夫さんの替え歌CDに標準語(東京弁)と関西弁の違いを紹介したものがあって、
 標準語(東京弁)「アイスコーヒーにミルクを入れておいてくださいね」
 関西弁「レーコーにフレッシュ、いれといて!」(またしてもレイコさん登場!)というのがありました(明渡@奈良県さん)

「レイコさん」かあ、懐かしいなあ。アイコさんと上方レイコ・アイコでコンビ組ませようと思ったけど「そんなんいやや」と言いつつ出ていったきり姿を見せなかったが、こんな場面で久しぶりに登場した。元気だった? コール君はどうしてる? 知らないの?

デスクはてな 何の話なんでしょうか?

先代デスクの時代の出来事なの。エミー隊員は知ってるよね。

エミー隊員 ええ、よく覚えています。忘れもしない「いわゆる冷やし中華」のその2だったでしょうか? もうこのおじさんたちにはついていけないと思った瞬間でした。

それはともかく、大阪もフレッシュなのである。

ご意見 レイコーさんにフレッシュだと思います。そう考えるとスジャータ強いです(native関西人さん)
ご意見 関西における「スジャータ」については、ぜひ指摘しておくべきことが一点あります。長年にわたり関西のラジオ局で時報のスポンサーになっているらしく、定時になるたびに「♪スジャータ、スジャータ……♪」という歌が繰り返されるのです。すこし前の「探偵!ナイトスクープ」というテレビ番組でも、探偵たち(関西タレント中心)が口を揃えてそう言っていました。
 この「共有される文化的記憶」を実証すべく、関西の人に「歌ってくれ」とリクエストしたら、きっと一人残らず口ずさんでくれるでしょう。「新日本奇行」はメールのコミュニケーションなのでそれを再現できないのが残念です。ああ野瀬さんもあるいはご存知ですよね……大阪にいらしたのですから(日野みどりさん)

知っとりますとも知っとりますとも。歌えまんがな。あの小人数女性合唱団のソプラノは忘れられまへん。

そうでしたか、時報に使われていたのですか。それではいやでも覚えてしまいますね。地元には「メロディアン・ミニ」というフレッシュが昔からありますが、関西フレッシュが根付くのにスジャータ、すなわち名古屋が大いに力を貸したということですね。

デスク大幅に乱入 「スジャータ」のホームぺージを探してみました。

ちなみに関東でもスジャータの時報は良く耳にします。最近すっかり聞かなくなった中波放送(AM)のちょっと粗い音質で「♪スジャータ、スジャータ……♪」と。もしかして「スジャータ時報」は全国区では? 名古屋製酪株式会社に電話で確認したところ、第2の発見。やはり広島など一部地域を除きほぼ全国で放送されているそうです。日本全国(エミー隊員は除く)「スジャータ」の大合唱になりそうです。

またまたエミー隊員登場 田舎ネタでからかわないでください! そして私は広島出身ではありません。と言っても、ラジオがほとんど入らないくらい田舎だということに変わりはないですけど。唯一入るのはラジオ体操くらい? と言うわけで、やっぱり私は合唱できないんですね…悲しい。

ところで「スジャータ」って聞くとコーンスープを思い出すのは間違いなのでしょうか?

野瀬 先行くよー。

郡山のテレジアさん宅近くに出没していたわらびもち売りの車はいったん姿を消したが、再び現れるようになったそうである。

ご意見 あれからも来ました。イヤらしい口調の宣伝文句に私も近所のワンちゃんも慣れました。ホントは何か特別な情報収集目的で回っているのかもしれないなんて思ってました。今日、書店でタウン誌を見ましたら「わらびもち屋台が4月に福島初上陸、4月から10月まで10台の屋台が県内をまわる予定」だそうです。あやしい屋台ではなかったようですね。

タウン誌の記事になるくらいだから福島ではわらびもち屋台の出現はニュースなのであろう。それに「特別な情報収集目的」はないようである。よかった。

そのトラック屋台がワンちゃんと音量を競って流していたテーマソングの全容が判明した。しかも、福島にとどまらず、その影は仙台から名古屋まで目撃されているのである。広域わらびもち販売組織があると断定。

ご意見 仙台市泉区には暑い時期にやってきます。「わらび~もち、わらび~もち、つめた~くて、おいし~いよ……早くしないと、行っちゃ~うよ」
 ちょっと冷めた歌い方で、おいしさが伝わらない。でも、耳に残っていつの間にか口ずさんでいる自分がいます。このメロディーは結構気に入っています(仙台 さっちんさん)
ご意見 名古屋千種での寮生活中にしか出会ったことがないので大したことはわかりませんが、「わらび~もち、つめた~くて、おいしぃ~よ。今日も元気にわらびもち、明日も元気にわらびもち。わらび~もち、つめた~くて、おいしぃ~よ。早くしないと行っちゃうよ~」という文句で、夜の8時半ごろに千種のあたりをわらびもちの屋台が練り歩いていたようです。まったり、のほほんとしたおじちゃんの「今日も元気にわらびもち、明日も元気にわらびもち」「早くしないと行っちゃうよ~」のくだりで一人で爆笑した覚えがあります……。そのわらびもちの屋台は夏季限定で冬にはラーメン屋に変わっているという話です(岐阜の田舎娘どらさん)

これらが肉声によるものなのか、同じテープか何かなのか不明だが、文言は同じである。特に「早くしないと行っちゃうよ~」という強く誘う部分が受けたり受けなかったりしているのが特徴である。各種「~」がどのようなメロディーラインなのか気になって仕方がない。これも音声を捕捉して当サイトで流したいものである。

九州のわらびもち屋台は冬になると焼き芋屋台になるが、名古屋ではラーメン。

ところでこんなメールはどうだろう。

ご意見 昔、バラの花のクリームが浮いた「ウインナーコーヒー」を見たことがあります。30年も前の話ですが「ウインナーコーヒー」を注文されて、ソーセージを炒めて一緒に出したなんて時代ですからね(世田谷の道楽息子さん)

おもろい。ウインナコーヒーが地名のウイーンと結びつかずにソーセージの方に走っているのがいいです。「ウインナ……おお、ソーセージのことか。それにしても、コーヒーが炒めたソーセージに合うとは知らなかった。世界は広い」とかなんとかぶつぶつ言いながら喫茶店主はソーセージを炒めたことでありましょう。

前回、突如として登場したオレンジジュースで炊いたご飯「ジューシーライス」。四国にはあちこちにあるようである。

ご意見 「ジューシーライス」ですが、どうやら丹原町という香川県に近いところでは郷土料理として知られているようです。丹原町のホームページに書いてありました。この町は「みかんずし」なるものもあるらしく、ともに大好評な料理らしい。しかも、「ジューシーライス」は炊き込みご飯も存在するようです。
 同じ愛媛県でも東予(香川県側)と南予(大分側)では郷土料理も異なるのですね。我が実家では一度たりとも食卓に上ったことはありません(愛媛生まれ神奈川在住さん)

愛媛県庁のホームページを開くと「みかん寿司」が出てきます。ということは南予にも点在しているのではないでしょうか。徳島はどうでしょう。四国は柑橘系お寿司の宝庫のようです。

ここでデスク乱入 本当だ! ちょっと怖いですが、死ぬまでに一度は味わってみたいものです。

寿司の話が出たついでにもう1通。

ご意見 岡山の「祭りずし」は岡山の弁当外食製造の「みよしの」さんの「バラずし」の商品名です。詳しくはみよしのさんのホームページを見て頂ければと思いますが、たしか社長さんが「岡山のバラずしは祭りの際よく作る。祭りずしの方がいいのでは」ということで始まったとのこと。
 JR岡山駅で売っているほとんどの弁当は「みよしの」です。岡山駅は乗り換え者数が多いこともあり、「祭りずし」という名前の方が有名になったのかもしれませんね。また、このみよしのさん、予約すればかなりワガママなオーダーができるので「ひっくり返したバラずし」もしてくれると思いますよ。わが社では、岡山県産にこだわった弁当とか作ってもらっています(岡山県 匿名希望さん)

てっきり一般名詞だと思っていました。雑誌でもなんでも「祭ずし」で通っていますからね。で、「三好野本店」に電話で聞きました。やはり「祭ずし」で商標登録しているそうです。ですから、勝手にメニューにのせるわけにはいきません。隠れてやっても見つかったら怒られます。

あの「上ご飯下が具」の寿司を作ってもらえますかと尋ねたところ、「値段などの条件が合えば、うちなりのものを作らせていただきます」との答えでした。

ここでデスク乱入 HPによると、祭ずしは昭和38年生まれかぁ。何だ同級生じゃないかね、祭ずし君!仲良くしようよ。

どう受けていいのか……わからない。

次回は予定通り「たこ焼き・お好み・鉄板もの」をテーマにする。当サイトでは既に「神戸西部から姫路におけるソースぶっかけ卵焼き(明石焼き)」とか「浜松の刻みタクアン入りお好み焼き」「広島のイカ天入りお好み焼き」といった物件が登場しているが、この際全国、いや全世界レベルで鉄板系コナモンを点検したいと思う。驚愕の物件よ出よ。

インスタントミルクセーキのメーカー、のびない麺、大阪の三角お握り、ちび太のおでん。現在まとめて調査中。忘れているわけではない。手が回らないのである。少々お時間を。

エッグノッグだが神田の何でも500円バーにはなかった。若いバーテンダーによると最近、この物件を出す店がめっきり少なくなっているらしい。あちこち電話して帝国ホテルのバーでゲットした。

こんなことを最後に書くのはナンだが、今回のテーマに関するメールはほぼ東京以西の方からしか来なかった。それが不思議でならない。

私は疑っている。生活に密着した喫茶店文化というのは大阪で栄え、高知で根付き、中京で盛り上がっていても、関東より東では「なんかあんまり言いたいことがないなあ」という状態なのではないかと。喫茶店文化は西日本固有のものなのだろうかと。

ミルクセーキの生息地調査がその謎を解くヒントを与えてくれることを期待している。

VOTE結果(速報値)が出た。「ミルクセーキの生息地はどこか」と「コーヒーに入れる乳製品をなんと呼ぶ」である。

まず、ミルクセーキの生息地。「普通にある」と「たまにある」の合計が75%を超えたのは長崎、岡山、三重、愛媛、石川、鹿児島、滋賀、香川。西日本勢である。中でも長崎はすべての回答が「普通にある」であった。長崎はミルクセーキ県なのであろうか。

逆に「ない」が75%を超えたのは北海道、茨城、山梨、青森、福島、高知、沖縄、徳島だった。

おおまかに言って西日本に多く生息し、東日本では絶滅の危惧なきにしもあらずといったところ。だが、高知、沖縄、徳島からの回答すべてが「ない」であった。西日本、特に四国はまだら模様である。

今治と長崎のミルクセーキについてこんなメールをいただいている。

ご意見 愛媛県今治市では「ミルクセーキ」というと氷菓子になります。現在はケーキ屋ですが、もともと和菓子屋だった「玉屋」という店がミルクセーキを出して評判になり、多くの和菓子屋、ケーキ屋が追随してミルクセーキをメニューに取り入れました。
 特徴はクリーミーな触感にあり、きめ細やかなフローズンダイキリをご想像ください。作り方は教えてくれませんが、玉子と牛乳、砂糖のミックスしたものをつくり置きして冷やし、きめ細かな氷に混ぜ、泡立てるようにかき混ぜると今治名物の「ミルクセーキ」になるように思います。
 先日、長崎へ出向きタルト、いぎす豆腐(長崎ではイギリスといいます)の取材をしたのですが、長崎にも氷タイプの「ミルクセーキ」があります。時間がなくて行けなかったため、推測の域を出ませんが、九州(鹿児島)の「白熊」文化の影響を受けているのではと考える次第です(今治焼き鳥の旗手、土井中照さん)

実は私が久留米で「食べた」ミルクセーキにそっくりです。長崎のものもネットで調べてみたのですが、やはりそっくり。九州北部と今治に偶然にも同一タイプのものが存在するようです。「白熊」の影響はあり得ますね。

コーヒーに入れる乳製品。ミルクが100%だったのは鹿児島、長崎、佐賀の九州3県。例のホイップクリームは福岡37%、宮崎20%、熊本11%。この数字からみると恐らく福岡で始まったホイップクリームは宮崎、熊本に伝播したものの、大分も含めて他県には及んでいない様子がうかがえる。要するに福岡の喫茶店ではコーヒーにホイップクリームがついてくる確率が高いと覚えておけばいいのではないだろうか。

北海道でも4%が「ホイップクリーム」と答えた。全体を見渡すとミルクとフレッシュがいい勝負なのだが、特殊要因がある九州を除外した場合、東がミルク優勢、西がフレッシュ優勢という図が描ける。

フレッシュが100%だった徳島、和歌山を筆頭に奈良(85)、滋賀(86)、愛知(88)、兵庫(90)、福井・岐阜(91)、京都(94)、大阪(95)と近畿、中京地区は圧倒的なフレッシュ圏である。これだけははっきりしている。

(特別編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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