ニューバランスのランニングシューズ3選 高い反発性
アディダス、ニューバランス、ナイキの最新ランニングシューズ(中)

運動不足を解消するため、帰宅時や自宅周辺でのウオーキングやランニングを始める人が増えている。そこでアディダス、ニューバランス、ナイキの最新ランニングシューズを紹介する。今回はニューバランスの注目モデル3足を取り上げる。
高い反発弾性を持つレーシングモデル

「ランニングシューズに求められる機能は、クッション性と反発弾性」と話すのは、ニューバランスジャパンのPR小澤真琴氏。そんな同社のランニングシューズのなかでも、最も高い反発弾性を備えた独自のミッドソール素材を搭載しているのが「FuelCell(フューエルセル)」シリーズだ。
今回紹介する「FuelCell RC ELITE(フューエルセル アールシー エリート)M Z2」は、フルマラソンのレース本番に最適なレーシングモデル「FuelCell RC Elite v2」の展開店舗限定カラーとなる。
反発弾性に優れた「FuelCellミッドソール」に、フルレングスのカーボンファイバープレートを組み合わせることで、強力な推進力を発揮。高いエネルギーリターンを得られ、接地面をつかんでグッと蹴り出す感覚を味わえるという。体重移動もスムーズに行える。
アウトソールには、ミッドソールの反発弾性を生かすラバーアウトソールを使用。グリップ性と耐久性に加え、重量バランスにも優れており、推進力が得られるスイートスポットが広いため、どこで接地しても足を前へ運ぶことができるという。
アッパーには、通気性の高い軽量のニットアッパーを採用。内側と外側に配置された3Dプリントのロゴは、デザイン性だけではなくアッパーの不要な伸びを抑えるサポートも兼ねている。
「国内外の舞台で戦うトップアスリートから、サブ2(ハーフマラソンを2時間未満で走る)〜サブ4(フルマラソンを4時間未満で走る)の一般ランナーに支持されている」(小澤氏)という本格シューズ。幅広いレベルのランナーのスピードトレーニングにも最適な1足だ。



安定性が高く初心者ランナーに最適

「FuelCellミッドソール」に、内側への倒れ込みを抑えるメディアルポストをプラスして、安定性を高めた「FuelCell PRISM(フューエルセル プリズム)」。スムーズな足運びを実現し、弾むような心地よい走りを楽しめる。
ソフトな足あたりのエンジニアードメッシュアッパーは通気性にも優れ、長時間快適なランニングをサポート。内側には安定感を増すためのメッシュデザインを採用しており、外側にはサドルサポートを生み出す印象的なロゴデザインがあしらわれている。
アウトソールは、レースモデルからインスパイアされたフレキシブルで安定感の強いデザイン。ラバー素材で滑りにくい点も特徴とする。
「安定感が高く、エントリー層や中級者の日常のトレーニングからレースまで対応する1足」(小澤氏)。また、「上級者のトレーニングにもおすすめ」と話す。



ランニングだけでなく普段使いにも対応

クッション性を追求した「FRESH FOAM X」を採用したトップモデル「FRESH FOAM 1080」。オールブラックのカラーリングの「FRESH FOAM 1080 M K11」は汎用性が高く、ウオーキングやタウンユースにも活用できる。
「FRESH FOAMミッドソール」は、誰もが楽にスムーズに走れることを目指して開発され、クセがなくソフトでナチュラルな走り心地を実現する。内外非対称な凹凸を配置し、内側は安定性をもたらし、外側はクッション性を高めている点も特徴だ。
アッパーは、縫い目やレイヤーを排除したニットメッシュ構造の「Hypoknitアッパー」を採用。かかとをしっかりと固定する軽量な「UltraHeelサポート」とあわせて、フルマラソンからLSD(ロング・スロー・ディスタンス)ランまで快適なフィット感を提供。足なじみがよく、ソフトでストレスのないはき心地を楽しめる。
「ランニングだけでなく日常のシューズとしても人気が高く、欧米では最も売れているニューバランスのランニングシューズ」(小澤氏)。さまざまなレベルのランナーに対応し、普段使いにも適している点が支持されているという。



(ライター 津田昌宏、写真 野町修平=APT、スタイリング 宇田川雄一)
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