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ハイスペックで動作は軽快

プロセッサーは米クアルコムのSnapdragon 888、メインメモリーは8GB(ギガバイト)で、Androidスマホとしてはハイエンド寄りの高い処理性能を持つ。2つのアプリを同時に起動しても、動作が若干重くなる程度で、大きなストレスを感じることはなかった。

ストレージ容量は128/256/512GBの3種類ある。512GBのモデルはマイクロソフトストア限定で、既に完売となっている。モバイル通信機能は5G対応で、背面には広角、望遠、超広角の3つのレンズを使ったカメラを搭載する。

背面には広角、望遠、超広角の3つのレンズを使ったカメラを搭載。カメラを内側にして閉じたときに密着するように、カメラの表面はやや斜めになっている
充電用端子はUSB-C。閉じると、ディスプレーの露出した部分にバッテリー残量や時刻などを表示できる

2画面でストレスフリーだが、価格は高い

Surface Duo 2は、通常の1画面しかないスマホで、画面の狭さや、アプリをいちいち切り替えて使うことにストレスを感じている人にとって魅力的な端末だ。マイクロソフトは、「Surface」ブランドの製品をプロダクティビティー(生産性)を向上させるツールと位置づけている。使ってみると、確かに1画面しかないスマホより作業効率が高まり、ストレスなく使えると感じられた。OSは自社のWindowsではなくグーグルのAndroidだが、生産性向上という目的のためならこうした他社のプラットフォームを採用することもあるということだろう。

ただし価格は高い。ストレージ容量128GBのモデルで18万4580円(税込み、以下同)前後からで、ハイエンドスマホ2台分の価格だ。サイズの近いタブレットの価格を見ると、例えば8.3型のiPad miniは5万9800円から、10.5型のSurface Go 3は6万5780円からとなっている。

処理性能やOSが異なるため単純に比較できないが、Surface Duo 2の魅力はポケットに入るサイズで大きな画面を持ち歩くことができ、2画面によって仕事の効率を高められる点にある。シンプルで高級感のあるデザインと折り畳み機構を合わせて、人に見せたくなるスマホ、会話のきっかけにできるスマホとしても有用だろう。

(ライター 湯浅英夫、写真 スタジオキャスパー)

[日経クロストレンド 2022年3月11日の記事を再構成]

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