日経クロストレンド

マルチタスクで、ながら作業が快適に

2つの画面にそれぞれ異なるアプリを表示すると、パソコンのようなマルチタスク環境で作業ができ、作業効率がぐっと高まりそうだ。例えばWebブラウザーでWebサイトを見ながらOneNoteに手書きでメモを取ったり、メールアプリで取引先からのメールを見て住所を確認しながら、その場所を地図アプリで検索したりできる。

ビジネス用途だけでなく、例えば音楽配信アプリで音楽を聴きながらSNS(交流サイト)を利用する、動画配信アプリで動画を見ながらWebブラウザーでネットショッピングをするといった使い方も可能だ。1画面のスマホの画面分割機能で2つのアプリを並べて使う場合に比べ、スムーズに作業できる。画面の狭さからくるストレスもなく、非常に快適だ。“ながら作業”にはもってこいだろう。

Webサイトを見ながら、OneNoteで手書き入力してみた。2台のスマホを並べて使うような感覚で、マルチタスクによる作業ができる
Webサイトやメールを見ながら目的の場所を地図で探す、音楽を聴きながらSNSを使うなど、さまざまな“ながら作業”ができる

やや不満なのは、電子書籍を表示したときだ。日本語で縦書きの小説を表示すると、中央のヒンジ部分にかかる部分が一部欠けたように表示されてしまう。構造上仕方がない面もあるが、折り曲げて畳める有機ELディスプレーを搭載した韓国サムスン電子の「Galaxy Z Fold3 5G」ではこうしたことは起こらない。ここはもう少しがんばってほしいところだ。

文庫本やコミックスのようなスタイルで読書できるが、Kindle(キンドル)や青空文庫などで縦書きの小説を表示すると、中央部分に表示の見づらい部分ができる
「ハの字」型にすると、スタンドなしで画面を立てられる。机の上に置いて動画を流したり、時計代わりにしたりといった使い方に向いている

2画面スマホと聞くと大きく重いものを思い浮かべそうだが、重さは284グラムで、大きさの割に軽く感じられる。例えば米アップルの8.3型タブレット「iPad mini」は293グラムからで、それより若干軽い。折り畳むと横幅は92.1ミリでスマホとしてはかなり幅広だが、厚みがヒンジ部分で11ミリメートルと薄めなこともあり、片手でもしっかりつかめて持ちやすい。

開くと厚みは5.5ミリメートルと薄い。突起や装飾を抑えたシンプルなデザインで、高級感がある
グーグルの6型スマホ「Pixel 5」と並べてみたところ、高さはほぼ同じ
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ハイスペックで動作は軽快