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パソコンと音声ファイルを共有できる

「レコーダー」アプリがすごいのは、パソコンとの連係もしっかり考えられている点だ。パソコンではブラウザーから「ウェブ版レコーダー」のサイトにアクセスすると、「レコーダー」アプリと似たような画面が表示される。スマホと同じGoogleアカウントでログインすれば、スマホに保存した音声ファイルが同期されていることが分かるはずだ。

クラウドストレージとの同期をオンにしていれば、パソコンのブラウザーでも録音した音声ファイルを開ける
パソコンでも音声とテキストが連携している

パソコンでの操作もスマホと変わりなく、こちらでも音声とテキストが連動している。変換したテキストをパソコンにダウンロードして、文書作成ソフトやテキストエディターで編集することも可能だ。誤認識・誤変換などをちょっと修正する程度で済むので、作業効率が大幅にアップするのは間違いない。1度使ってしまうと、もうICレコーダーには戻れなくなる。

音声・テキストをダウンロードして編集できる
テキストをWordに貼り付けた。ここから少し手を加えていけば議事録を作れる。ちなみに、Windowsにも標準での音声認識の機能があるのだが、スマホの方が好きな場所に配置できるので録音しやすいというメリットがある

音声認識の精度は、僕がこれまで使ってきた音声テキスト化ツールの中で一、二を争うほどの高さ。とはいえ、録音の状況によって聞き取りの精度が変わってくるので注意してほしい。

テキスト化の精度を上げるためには、Pixelをできるだけ話者の近くに置いてきちんと録音することが重要だ。もし会議などで複数人の声をテキスト化したいなら、遠隔会議用のスピーカーフォンを利用するといいだろう。僕は、アンカー・ジャパン(東京・千代田)の「PowerConf」という製品をBluetooth接続で使っている。

普通の会話では滑舌がいまいちな人でも、プレゼンになるとしっかり話そうとするケースは多い。実は、プレゼンは音声のテキスト化に適した題材といえる。リハーサルなどを録音しておき、自分の滑舌をチェックする用途にも使えそうだ。

(ビジネス書作家 戸田覚)

[日経クロストレンド 2022年2月7日の記事を再構成]

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