日経クロストレンド

ドアの背面の形状にもこだわり

もともとは約30年前に発売したワンドアの小型冷蔵庫の外観をデザインし直した製品だが、さまざまな部分に小林氏のこだわりがある。例えばスタイリッシュに見えるよう直線の造形を採用。外側の鋼板の色も同社の大容量冷蔵庫と同系色のシャンパンカラーにした。冷蔵庫とはいえ、キッチン以外のリビングや寝室などに設置しても、インテリアに溶け込むようにしている。鋼板の光り方も重視し、ギラつかず、底光りするようにしたという。ハンドルの幅にもこだわり、つやつやしないマット感で高級感を演出するとともに、1つの塊に見えるようにした。

ドアの背面でこだわったのは冷気の流れ道となる部分の造形。今回は3次元設計を駆使して下のほうに行くほど幅が細くなる形状にした。「冷気の流れという機能を損なうことなく、新しいデザインにできた」(小林氏)

ドア背面に施された冷気の流れを促す形状。下に行くほど幅が細くなっており、機能性を損なわず、見た目もおしゃれな仕上がり(写真/丸毛 透)
板の折り曲げ部分に小さなアール部分がついているのも、デザイナーのこだわり(写真/丸毛 透)
小林氏がR-KC11Rのデザインを紹介するユーチューブのコンテンツ
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操作部分から全体のデザインを考える