冷食売上高が3カ月前の2.5倍に

テスト販売の結果を受け、21年10月から関東エリア5店舗(飯田橋東口店、環八通り志村店、三鷹新川店、千葉祐光店、松戸八柱店)に順次設置。さらに11月に4店舗、12月には一気に14店舗に設置した。同年12月の冷食売上高は同年9月比で2.5倍に急増したという。

6商品の中で最もよく売れているのは「リンガーハットの長崎ちゃんぽん」で、全体の3割を占めている。「リンガーハットの長崎皿うどん」「リンガーハットのぎょうざ(12個入り)」が各2割。残り3商品が各1割程度だという。また同社オンラインショップでの購入者はやや年齢が高いが、自動販売機での購入者はそれより若い世代に受け入れられている印象だという。

「リンガーハット 飯田橋東口店」店頭に置かれた自動販売機。黄色いブランドカラーは遠くからもよく目立ち、立ち止まる人も多く見かけた

飯田橋東口店(東京・千代田)はテストケースとして都心のオフィス街に設置したが、それ以外は駐車場がある郊外のロードサイド店を選んだ。車を運転中の人が自販機に目を留め、車を止めて購入するシーンを想定して、道路から目立つ場所に設置するなどの工夫もしている。ただ、「よく売れる場所」「よく売れる時間帯」は、店舗によってまちまちで、今のところはっきりした傾向は把握できていないという。

突出してよく売れているのは三鷹新川店(東京都三鷹市)、横浜川上インター店(横浜市戸塚区)の2店だが、他の店舗と比べて特に人通りが多い場所でも、自販機が目立つ場所でもない。店舗からちょっと離れた駐車場に設置してよく売れているケースもあるが、他店舗で同じようにしても売れるとは限らない。自販機の移設はそれほど費用がかからないため、売り上げによっては、設置場所を変えることを検討する可能性もある。なお新たな設置は22年中に30店舗ほどできればという。

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将来的には、自販機限定商品も