日経エンタテインメント!

ナオヤ ブラジルだと、TikTokのメインユーザーである若い層には『ドラゴンボール』は、そんなにはやってなかったんじゃないかって話で。

レイ かと思ったら、ナオヤが「サクッと撮ろうよ」と言ってやった「楽天ポイントダンス」は360万再生の大バズ動画になったりするしね(笑)。

ハヤト そう言えば、8月に(コロンビア出身の人気シンガー)シャキーラさんの新曲を踊って上げたら、シャキーラさんがその動画をTikTokとインスタグラムのストーリーに「東京の子たちが踊ってくれてる」とアップしてくれたんです。

テッタ あれはビックリした。シャキーラさんのインスタのフォロワー数って7000万人いるから、僕らのインスタも一気に1000人くらい増えた。

ナオヤ 僕らはブラジルを筆頭に、南米には強くなってきてる実感はあるので、そこは維持しつつ、今後はもっといろんな国で人気になりたいですね。これまでも人口が多い国を狙って、ロシアやインドネシアなどの曲を上げてバズった作品もあるので。

ケンシン インドは何回やってもバズらなかったよね……。ファンの方から「インドでは見られないらしいですよ」と教えてもらって、「えっ!」って感じだったけど(笑)。

レイ でも、TikTokを使って、世界の架け橋のような存在にはなりたいと思いますね。今もやってますが、海外の曲を僕らが日本に紹介したり、逆に日本の曲を海外に発信したりすることは、今後も意識的に取り組んでいきたいです。

ハヤト TikTokのフォロワー数でいうと、年内に500万人が目標ですね。

『L.O.C.A(PT-BR ver.)』 2021年1月に発売した『L.O.C.A』のポルトガル語バージョン。ラテン調のメロディーに歌詞の響きが相まって、より哀愁や重みが感じられるラブソングとなっている(SDR/配信中)

9月3日にはラテン調の楽曲『L.O.C.A』をブラジルの母国語である、ポルトガル語バージョンで配信リリースするなど、アーティスト活動も世界を意識したものとなってきている。

テッタ 「ブラジルのチャートに僕らの曲を刻みたい」、という思いからの挑戦ですね。以前、『L.O.C.A』がラテンテイストの曲ということで、TikTokにサビだけをポルトガル語にして上げたら評判が良くて。フルバージョンを作ってみようとなりました。

ハヤト ただ、ポルトガル語は言葉数が多い上に、ちょっとずつつながってたりするので、特にラップが難しかった。しっかり発音を教えてもらい、ポルトガル語圏の人が聴いてもカッコいいものに仕上がったので反応が楽しみですね。

ケンシン やっぱりTikTokでブラジルの音源でずっと踊ってたことが生きてるかなと。徐々にブラジルのグルーヴが備わってきてる気がします(笑)。

世界ツアーはまず南米から

ナオヤ TikTokを通して視野が広がったことで、今後のアーティストとしての目標も少しずつ変わってきていて。もともとは「武道館や東京ドームでライブをやりたい」だったんですが、世界に羽ばたくグループになりたいという気持ちが今は強いです。

テッタ みんなでよく話しているのは、コロナが落ち着いたら、ワールドツアーをやって、まずは南米に行きたいねって。

ハヤト 「まずはアジアから」じゃなくて、裏側からね(笑)。

ナオヤ 僕らの曲をプロデュースしてくれてるのは韓国人のJUNEさんという方なんです。日本人のグループがK-POPの良さも取り入れた“JK-POP”という新しいジャンルを武器に、今後も勝負していきたいと思ってます。

(ライター 小松香里)

[日経エンタテインメント! 2021年10月号の記事を再構成]