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レイ 文法によって発音は変わるし、活用もすごくいっぱいある。ただ、少しずつですが、分かってきた部分もあるので、楽しくなってきています。

ハヤト TikTokのコメントの内容も少しずつ理解できるようになってきたしね。最近はコメントを通して、日本のファンの方たちが、南米のファンの方たちとコミュニケーションを取ってるのも見かけます。僕らをきっかけに、南米に興味を持ってくれてると思うと、うれしいですね。

ツッコミどころを意識

6人それぞれが様々なTikTok動画をチェックし、メンバー同士で共有、毎日投稿を続けることでフォロワー数を着実に伸ばしてきた。そんな彼らだけに、動画の撮影や編集をする上でのこだわりも数多くあるという。

(写真:中川容邦)

レイ 撮影する際は、1つの画面の中に、仲良く楽しみながらやってる僕たちを収めようという意識は常にありますね。きっとファンの方たちが見たいのはそういう姿だと思うので。

エイク だから表情って意外と大切なんです。海外の方たちにも、表情は確実に伝わるので、笑顔はもちろんですけど、変顔をするときも全力ですね(笑)。

ケンシン そういう意味では、変顔のような「ツッコミどころの多い動画にする」のも大事だよね。

ハヤト 確かに、爪痕を残すじゃないですけど、見てくれた方がコメント欄に書きたくなる動画にしようと意識してますね。

ナオヤ TikTokはコメントが増えていくにつれて、より盛り上がっていったりするんです。例えば、「ナオヤくんの変顔が良かった」ってコメントが付くと、それを見た方がまた同じ動画を見てくれて、さらにコメントをしてくれるみたいな。

ハヤト 編集でいうと、ダンス動画のポイントはあまり加工しないことですかね。ちゃんと踊りを見せたほうがファンの方たちの反応もいい。BTSさんのダンスを完コピした時は、BTSさんと同じステッカーを使い、少しきらびやかなサムネにするぐらいでした。

エイク BTSじゃないほうとして(笑)、『Dynamite』や『Butter』を真剣に踊ったよね。

レイ あと動画のキャプションには、踊っている曲の国の言語でもタイトルを表記したり、国旗も付けたりしてより分かりやすくしています。

『ドラゴンボール』で大失敗

これまでに約650本の動画を上げ、100万再生を超える作品を何本も生み出してきたONE N' ONLYだが、狙ってバズらせることはやはり難しいという。

ハヤト バズらせようと常に試行錯誤していますけど、意外と凝るとバズらないのはあるかもしれないですね(笑)。例えば、ブラジルで『ヘカイレイ』がバズった後に、「ブラジルでバズる日本の文化って何だろう?」と、みんなでめちゃめちゃ調べたんです。

エイク そうそう。そしたらアニメの中でも『ドラゴンボール』がバズってるとの情報を発見して。それでテッタに悟空の全身コスプレをしてもらい、昔はやった「かめはめ波チャレンジ」をやりました。

ハヤト 「俺らがこれをブラジルで大流行させる!」って気持ちで、場所も何カ所かで撮影をして。しかも、ゴリゴリに編集したのに平均よりも全然いかないという……(笑)。

テッタ あれを撮ったのは真冬で、悟空の衣装は半そでだったから、俺凍えそうになりながら踊ったりしたんだけどね(笑)。

ケンシン あの敗因はなんだったんだっけ?

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世界ツアーはまず南米から