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方向ボタンやダブルタップ、文字列の選択をもっと楽に

文章の順番を入れ替えるなどのコピペ作業は、Gboardでは「テキスト編集」ツールを使うと楽だ。方向ボタンでカーソル位置を移動できるので、指でタップ、スライドするより正確(図4)。「切り取り」「コピー」などもボタンから実行できる。iPhoneではダブルタップやトリプルタップで単語や段落を選択できる(図5)。これで大ざっぱに選択し、最初と最後のハンドルで範囲を調整すると楽。メニューから「カット」や「コピー」を実行し、貼り付けたい位置で長押しして貼り付ける。

図4 Gboardの「⋯」をタップして「テキスト編集」をタップ(1、2)。方向ボタンを押してカーソルを動かす(3)。選択を開始したい位置で「選択」をタップし、方向ボタンで選択範囲を調節する(4、5)。「切り取り」もしくは「コピー」を押し(6)、貼り付けたい位置にカーソルを移動して「貼り付け」する
図5 iPhoneではダブルタップすると単語が選択され(上)、トリプルタップで段落全体が選択される(中)。いずれも表示されたメニューから「カット」や「コピー」を選べる。貼り付けたい位置で長押しし、メニューから「ペースト」を選ぶと貼り付けできる(下)

iPhoneでは3本指ジェスチャーも使える。入力した文字列を取り消したいときは3本指で左にスライド(図6)。これはパソコンの「Ctrl」+「Z」キーと同じで、操作の取り消しだ。右に動かすと削除した文字列が復活する。「Ctrl」+「Y」キーと同じで、操作のやり直しだ。

図6 iPhoneで入力した文章を丸ごと削除(取り消し)したいときは、画面上で3本指を左に動かす。右に動かすと復元できる

(ライター 岡本ゆかり)

[日経PC21 2022年10月号掲載記事を再構成]