ショパール、ジャケ・ドロー…驚異の複雑系美時計5選2021年新作・名作セレクション(5)

MEN’S EX

2022/2/3
MEN'S EX

新作腕時計が豊富だった2021年。長年時計取材に携わってきたプロたちを中心に、テーマを設けて注目時計を挙げてもらった。連載5回目の今回は、コレクターとして「時計王」の異名を持つ編集者の松山猛さんが、工芸の粋を尽くし、驚くべき造形美を実現した時計を紹介する。




選んだ人 時計王 松山猛さん
編集者。作詞家。日本の時計黎明(れいめい)期から、スイス現地取材を継続。スイス時計業界の重鎮たちとも交流を重ね、時計コレクターとして「時計王」の異名を持つ。

CHOPARD(ショパール)

L.U.C フル ストライク ディア デ ロス ムエルトス

「ショパール社が技術力の粋を集めて開発した、ミニッツリピーターの特別なモデル。毎年同社はメキシコの『死者の日』にちなんだ時計を製作するのだが、今年はこのユニークピースを発表した。文字盤に描かれた青い髑髏(どくろ)には、花模様が描かれていて、右目の周りにリピーターのハンマーがある。そして左目がパワーリザーブ・インジケーターになっている。18Kエシカルホワイトゴールドのケースに、ブルーサファイアをセットした、美しい時計だ」。手巻き。径42.5mm。18KエシカルWGケース。アリゲーターストラップ。世界限定1本。価格は要問い合わせ。(ショパール ジャパン プレス)

CHRISTIAAN van der KLAAUW(クリスティアン・ファン・デル・クラウー)

CVDKプラネタリウム アイゼ・アイジンガ

「オランダの天文腕時計の巨匠の最新作にして、今年度のジュネーブ・ウォッチ・グランプリのカレンダー&アストロノミー賞受賞作となった、プラネタリウム腕時計。文字盤の下部に太陽系惑星図が配置され、太陽を中心とした惑星の動きが読み取れるという素晴らしいシステムだ。直径30数mmのムーブメントでその動きを表現するのもすごい技術だが、腕の上に天文台をのせているような感覚になるのがすてきだ」。径40mm。自動巻き。18KPGケース。レザーストラップ。5万9950スイスフラン(クリスティアン・ファン・デル・クラウー)

MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)

ベヌー・トレンブラージュ

「トレンブラージュというのは、エングレービングの一つの技法で、ジャーマンシルバー製の文字盤の表面を、ビュランと呼ばれる刃物を小刻みに動かし、表情豊かに模様付けするテクニックらしい。なお、トレンブラージュはフランス語の『震える』という言葉から来ているもので、なるほど言い得て妙ではないだろうか。シックなこの文字盤に僕はほれ込んだ」。手巻き。径41mm。18KRGケース。アリゲーターストラップ。2022年春以降の発売予定。682万円(モリッツ・グロスマン ブティック)

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