MEN’S EX

2022/9/22

"AME-YOKO"SHOP(2)

商業的モダナイズとは無縁の品ぞろえ

玉美(TAMAMI)

1950年に婦人下着店として創業し、徐々にメンズウェアの輸入にも進出。'60年代にはマクレガーやヘインズ、フルーツ オブ ザ ルームの取り扱いを開始する。アメカジ・トラッド好きの聖地として長年親しまれ、アイビーブーム期から日本のファッションを支えてきたレジェンド的ショップ。

①珍品発見! 仏製アメリカンポロ

「コンション キネット」というブランドのポロシャツは、なんとメイド・イン・フランス。そのうえスタイルはドロップテールのアメリカンデザインという変わり種。実はトラッドファン垂涎(すいぜん)のストーリーも秘められている。詳細はぜひお問い合わせを。各1万3800円

②青春時代に帰れるバンドTも看板

膨大なコレクションを誇るバンドT。池田氏はこの日、マーヴィン・ゲイの一着を購入。

③シャツ&Tシャツのバリエは圧巻!

シャツのラインアップもご覧のとおり大充実。ドレス系からハワイアンまで幅広くそろう。

④トラッドの名品もしっかりラインアップ

名品シェラデザインズの60/40パーカ。4万9500円

⑤黄金期のアメトラBDをオリジナルで再現

「1015」というジャパンブランドのシャツは、アメトラ黄金期のデザインを再現したもの。左はコットンに和紙を交ぜたシャンブレーで、右は定番のピンオックス生地。各1万3200円

代表 相羽岳男さん お客様の“生の声”を一番大切にしています

「玉美は学生時代にアルバイトをしていた店で、いわば私の原点ともいえる場所ですが、昔も今もホスピタリティにあふれた空間ですね。入り口近くにずらりと積まれたバンドTシャツは、王道系から“なんでコレが!?”という意外なところまでそろっているのですが、これはお客さんからのリクエストに応えた結果。昭和の個人商店的な人付き合いが今も息づいているんですね。『1015』という日本のファクトリーブランドに別注して往年のトラッド定番を再現したアイテムも数多く製作していますが、これも古き良き名品のたたずまいがモダナイズによって失われてしまったことを嘆くお客さんに向けた提案です。ビジネスを前提としたモダナイズとは完全に逆をいっていますよね。“今ではすっかり見かけなくなってしまったけれど、玉美にならきっとあるだろう”、そんな期待を裏切らないショップです。こういうまっとうな商いを目の当たりにすると、“今季はコレがトレンドだから……”というような打ち出しが逆に古く感じてしまいますね。今後も陰ながら応援させていただきます」(池)

Data
住所:東京都台東区上野6-4-12 TEL:03-3831-7502 営業時間:10時30分〜19時 休業日:第2・4月曜 http://ameyoko-tamami.com(Instagram:tamami_ameyoko)

"AME-YOKO"SHOP(3)

アメ横洋品文化の次世代として注目

フリーポート(Freeport)

足立区で60年超の歴史を誇るセレクトショップの姉妹店として、2012年にアメ横でオープン。バブアー、ラコステ、ジョン スメドレーといったアメ横の定番ブランドに加え、知る人ぞ知る実力派ジャパンブランドも充実。ブレザーのオーダーも受けていて、元みゆき族たちに好評だとか。

①スペンス ブライソンのリネン素材パンツ

大阪のテーラリングブランド「D.C. ホワイト」のパンツは、名門スペンスブライソンのリネン製。3万3000円

②美しい発色のリネンBDシャツ ③ボタンホールの位置に注目!

VANでデザイナーを務めていた三浦俊彦氏による「スティアンコル」のリネンBDシャツ。ステッチギリギリの位置まで攻めた襟羽根ボタンはアメトラの流儀にのっとったもの。2万2800円

④知る人ぞ知る実力派ブランド

ヴィンテージウエアの研究でも有名なデザイナーが岡山で作る「ワーカーズ」。こちらは「IZポロ」で、モチーフはご想像のとおり。1万3200円

⑤襟の作りが美しいBDシャツ

こちらもワーカーズ。着用時しっかり首へ沿う襟に池田氏も感服。1万4300円

⑥別注モデルのTシャツも!

フリーポートがワーカーズに別注したTシャツ。左に撚(よ)った糸を右撚りの3プライにすることで生地のねじれを抑えたこだわりの一着。8800円

エキサイトスタッフ 藤島貴志さん 昔ながらの“人付き合い”に支えられています

「今回の取材にあたって、昔から懇意にしているナミキヤの中嶋さんに『最近、勢いのあるアメ横のお店ってないですか?』と尋ねたところ、挙がってきたのがこちら。名前は以前から知っていたのですが、実際に訪れたのは今回が初めてでした。その感想はというと……これはもう、素晴らしいの一言ですね。『ワーカーズ』や『スティアンコル』といったジャパンブランドの打ち出しが印象的ですが、どれも非常に凝った作りで、トラッドやヴィンテージに深い造詣をもった方が製作しているということがよくわかります。今回取材にご対応いただいた藤島さんは、周りに構える老舗の店長たちからすればかなり年下ということになりますが、それでも極めて良好な関係を築いている様子。アメ横カルチャーがしっかり継承されているなとうれしくなりました。それから、メンズに加えウィメンズアイテムを扱っているのも特徴。『Lala Begin』の読者が結構訪れているそうです。トラッドアイテムはジェンダーレスなものも多いですから、こういうお店にいっそう活躍してほしいですね」(池)

Data
住所:東京都台東区上野6-2-10 TEL:03-5817-4427 営業時間:12時〜20時 休業日:火曜 https://freeport-ueno.com( Instagram:freeportueno)
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