「お好み焼き」や「たこやき」缶も

mr.kanso「お好み焼」(50グラム×2枚、680円)

さて、花見といえば宴会芸のひとつも披露するのが昭和世代のお約束(古い話ですみません)。でも自分で芸をしなくても、面白い缶詰を披露すれば、まったく問題ない。例えば缶詰専門店、mr.kanso(ミスターカンソ、大阪市)の「お好み焼」缶を披露してみる、というのはどうだろう。

缶と同サイズのミニお好み焼きが2枚収まっていて、味付けに使うソースとアオサ、カツオ節は別添えという凝りようがいい。常温のまま食べると、すっかり冷めたお好み焼きといった風情で、意外と悪くない。イカとタコが入っていて、温めるとちゃんとおいしい。コロナ禍で屋台のお好み焼きがなかなか食べられない昨今、この缶詰の存在は貴重かもしれない。

mr.kansoの「たこやき」(4個入り190グラム、550円)

ちなみに、mr.kansoでは「たこやき」缶も販売している。お好み焼き缶と違って、たこやきはソースに浸した状態で入っている。したがって食感がぶよぶよしていて、たこやきというよりはおでんのちくわぶに近い。

大阪の友人がこの缶詰を食べたとき、最初はその食感に怒っていた。しかし、ごくりと飲み込んだ後のひと言がよかった。「なんや、ちゃんとたこやき食べた気がするな」

ソースは粘度を高め、たこ焼きに染みこみ過ぎないように工夫されている。具にはちゃんとタコが入り、1缶あたり4個入りとボリュームもある。見た目と食感が奇想天外なので、ネタ缶として一級品なのであります。

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缶詰ながら本格派