アメトラ、アイビー…映画に見るスターの着こなし図鑑

MEN’S EX

2022/9/16
MEN'S EX

アメリカントラッドを語る際にあげられる映画スターの装いも、よく見ると複数のスタイルがある。映画に造詣が深いトラッドスタイルのレジェンドにその違いを伺った。




Kay Standard Style 慶伊道彦さん

Profile
アイビースタイルや映画に精通し、YouTubeチャンネル「Kay Standard Style Tokyo」で映画やカルチャー、ファッションを解説。

Style 1:IVY(アイビー スタイル)

Keyword '60年代以降の世界的ブーム

'60年代には世界的大ブームにもなったアイビーリーガーのファッション。当時は映画スターの着こなしにも大きく影響を与えた。ジャケットはナチュラルショルダー、3つボタン段返り、パンツはややスリムなパイプトステムの服が多いのが特徴。ラペルやネクタイ幅も1940年代頃までの英国風スタイルと違いナローに。アイビースクールを由来とするファッションなだけあり、若くはつらつとした役柄や俳優に好まれたスタイルだ。

シアサッカーの若さあふれる着こなし

『卒業』(1967)

Dustin Hoffman(ダスティン・ホフマン)

学生の役にぴったりなシアサッカージャケットのフレッシュな着こなし。ブルーのBDシャンブレーシャツと黒のニットタイとアイビーらしいアイテムでのコーディネートだ。スタイリングにおいてもスポーティーで軽快なムードがアイビースタイルの特徴だ。

秀逸なカーディガンスタイル

『ティファニーで朝食を』(1961)

George Peppard(ジョージ・ペパード)

ストライプタイを合わせたブレザースタイルを語られることが多いが、実はカーディガンの着方も絶妙だと慶伊さんは語る。インナーに取り入れた際、上と下のボタンを一つずつ空けるフランクな雰囲気が◎ファッショントレンドとしても、カーディガンが注目されてきているので、ぜひ参考にしたい。

クレイジーマドラスを羽織って登場

『殺意』(1967)

Anthony Perkins(アンソニー・パーキンス)

クレイジーマドラスが登場する珍しい映画として慶伊さんが挙げてくださったのが、アイビースタイルを代表するアンソニー・パーキンスが出演する『殺意』だ。フランス製作の映画だが、白シャツに黒ニットタイとその着こなしは極めてアイビーで、世界的にも流行だったことがわかる。