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職場でExcelの表を、後先考えずに自己流で作るのは感心しません。ほかの人が理解しやすく、改良やデータ流用が容易になるよう工夫することが大切です。一覧表の作り方から、数値や日付の入力方法まで、守るべきマナーは多岐にわたります。具体的なポイントを7回にわたって徹底解説します。

◇  ◇  ◇

ここでは、特にデータを蓄積・活用していくタイプの表に、書式を設定する際の注意点を解説しておこう。

センス重視なら縦罫線なし、書式の使いすぎは厳禁

表と聞いて普通にイメージするのは、罫線が格子状に引かれた表だろう。国内では一般的なスタイルであり、特にNGではない。だが逆に、洗練されているともいいがたい。特に列数が多い表の場合、各列が縦罫線で区切られていると、1つの行を横に目で追っていく際に煩わしい。縦方向の罫線をなしにして、横方向だけに罫線を引くことで、かなり見やすくなる(図1)。

図1 格子罫線は国内ではよく使われるスタイルであり、必ずしもNGではないが、デザイン的にはありきたりで平板。横罫線だけにすると欧米スタイルっぽくなり、横に目で追いやすくなる

図1 格子罫線は国内ではよく使われるスタイルであり、必ずしもNGではないが、デザイン的にはありきたりで平板。横罫線だけにすると欧米スタイルっぽくなり、横に目で追いやすくなる

見出し行と集計行の区切りなどに、太めの罫線を引いてメリハリをつけるのも有効なテクニックだ。図2ではさらに、見出しの文字配置もデータに揃えた。数値列の右端がキリッと揃う。

図2 さらに通常の細い罫線と太めの罫線でメリハリをつけるとよい。また、項目名の文字配置をデータに合わせると、印刷した際に項目の区切りが明確になる。ただし、右揃えにした項目名は、テーブルに変換した際にオートフィルター矢印で右端が隠れてしまうので一長一短だ

図2 さらに通常の細い罫線と太めの罫線でメリハリをつけるとよい。また、項目名の文字配置をデータに合わせると、印刷した際に項目の区切りが明確になる。ただし、右揃えにした項目名は、テーブルに変換した際にオートフィルター矢印で右端が隠れてしまうので一長一短だ

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