紺ブレ、色あせない魅力 「自分流」に着こなすヒントジャケットスタイル大研究(6)

2022/5/17
MEN'S EX

毎日スーツ通勤の人がいる一方で、2022年も在宅勤務多めでスーツよりジャケット着用率が上がっている人も多いという。

そんなあなたにおすすめのジャケットとコーディネートのコツをお届けするこのシリーズ、6回目の今回は、基本中の基本ともいえるネイビーのブレザーを紹介する。




ネイビーブレザーが男性の装いの基本であり究極であることは言うまでもない。そして基本であるからこそ、いつの時代でもどんな装いでも自分らしく着られる普遍的でトラディショナルな一着を改めて見直したい。

メイド・イン・USAの伝統ブランドが復活

SOUTHWICK(サウスウィック)

コロナ禍の影響により工場の閉鎖にまで追い込まれたアメリカントラッドを代表する同ブランドだが、シップスが引き継ぐ形で見事再建を果たした。アイビーブレザーの伝統的なモデル「ケンブリッヂ」は、タイムレスな魅力を備え、いつの時代でも、自分らしく多彩な着こなしに取り入れることができる。9万9000円(シップス 銀座店)

’60年代のアイビーブーム以来、日本においてネイビーブレザーは欠かすことのできない存在となり、何度も着こなしの主役となってきた。決して大きくデザインが変わることがないトラディショナルなアイテムながら、着る人、時代によって様々なスタイルで取り入れられてきた。

例えば往年のスター俳優の着方を見てもその違いは明らかだ。ブレザーの着こなしのバイブルとされる『ティファニーで朝食を』のジョージ・ペパードは、BDシャツにストライプタイという、ニューヨーカーが好むアイビー王道の着こなしだ。それに対してフランスの貴公子、アラン・ドロンはイタリアンカラーのシャツを合わせてヨーロピアンなスタイルにアレンジしている。

さらに、時代によっても様々なブレザーの着こなしが見て取れる。’60年代のアイビースタイルから、’70年代のブリティッシュアメリカン、さらには’80年代プレッピースタイル以降はより自由に着崩して着られるようになった。このように、着る人やその時々に合わせて、あらゆるスタイルで着られるのがブレザーの魅力なのだ。普遍的であるがゆえに着る人のスタイルが反映され、大人の装いの基本であるがゆえに、着こなす人の力量が問われる。タイムレスなネイビーブレザーを今一度見直し、ぜひ「自分色」の着こなしをたのしんでみてはいかがだろうか?

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往年のスターたちのMy Styleを研究