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――AYAKARNIVALが11月17日(水)、ドリフターズと共演した「もリフのじかん」が18日(木)、そして週末の20日(土)は福島県浪江町で(佐々木さんがリーダーを務めるアイドルグループ)浪江女子発組合のライブもありました。

川上 そうだ! あの週は浪江もあった。

佐々木 あの時期はリハーサルがすごかった(笑)。午後からももクリのリハーサルがあるんだけど、同じ場所で私は午前中からAYAKARNIVALのリハーサルをやっていた日もあったし。リハーサルばっかりで、普通の服を着る機会が全然ないんですよ。だから新しいリハ着(リハーサルで着る洋服)を買いました(笑)。でも、こうやって次々と新しいことを覚えるって毎日に、「ライブが戻ってきた」って思いましたね。

3年続けたことでできたつながり

――AYAKARNIVALで印象に残っている点は?

佐々木 上から目線になっちゃうんですけど、3年連続で出てくれているカミングフレーバーとEMPiREのみんなは、どんどんパフォーマンスが高まっていく感じが見られてうれしいです。

――EMPiREはトリを務めました。

佐々木 カッコ良かった。彼女たちのセットリストを見て思ったのは、自分たちのファン以外のAYAKARNIVALに来てくれる人たちを意識してくれていること。前回やった曲も多くて、彼女たちの新曲を追いかけていない人たちでも楽しめるセットリストを組んでくれていた。みんなが楽しめるという考えでトリを務めてくれたんだなって思う。

川上 3年続けたことで、そういうつながりができてくるのはうれしいですね。

佐々木 反対に2年連続で出てくれた=LOVE(イコール・ラブ。略称はイコラブ)のみんなはスケジュールが合わなかったんです。でも自分のライブが忙しくて出られないって、めっちゃカッコいいじゃないですか。イコラブのみんながミュージックステーションに出たりしてどんどん売れていくのはうれしいし、他のアイドルちゃんも刺激をもらうと思う。もちろん私も刺激をもらったし、「イコラブちゃんとは3年前から交流あるよ」ってドヤ顔もできるし(笑)。今年は妹グループの≠ME(ノットイコールミー。略称はノイミー)が出てくれて、こうやってどんどん輪が広がっていくのもうれしいなあって。

――今回は出場アイドルによるももいろクローバーZカバーメドレーもありました。

佐々木 絶対大変だったと思うのに、めちゃくちゃ気合を入れてくれていてうれしかったです。HKTの『サラバ、愛しき悲しみたちよ』とか、アップアップガールズ(2)の『Chai Maxx』とか、ダンスを揃えて完コピしてくれたのもうれしかったし、ノイミーちゃんが『クローバーとダイヤモンド』でオリジナルの振りをつけてくれたのを見ながら「同じ曲でもこんなに見せ方が違うんだな」っていう発見もありましたし。(佐々木さんと高校の同級生の)武藤彩未ちゃんも1人で『レディ・メイ』をカッコ良く歌いこなしてくれたし。モノノフ(ももクロのファンの愛称)のみんなが彩未ちゃんのことを褒めてくれていたので、「私の友だち、めっちゃいい子でしょ」と思っていました(笑)。

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1席10万円のアリーナ席も用意