1席10万円のアリーナ席も用意
――AYAKARNIVALで面白い試みだなと思ったのは、1席10万円というアリーナSS席を販売したことでした。ステージのすぐ前の席で、全出演者のサイン入り特製Tシャツ抽選に参加できたり、主催者が指定した曲で写真が撮影できたり、出演者が見送ってくれたりといったさまざまな特典がつくアリーナ席ですが、手応えは?
川上 コロナ禍のアプローチとしてやらせていただいたのですが、おかげさまで200人近い方に価値を見いだしていただきました。あーちゃん(佐々木彩夏さんのこと)と相談しながら色々工夫した成果だと思いますね。
佐々木 特典会や交流会があるアイドルは多いじゃないですか。そういうグループのファンは、前のほうに来ているよってアイドルに伝えたい人もいるはず。今回みたいな企画はアイドルのイベントだからできるのかなと思いました。
川上 アリーナSSの特典で僕のイチオシは「スライドショー」でした。
――自分の推しのアイドルとの思い出の写真をメールで送ると、公演途中に用意された「換気タイム」中にスライドショーで映し出されるという企画ですね。
川上 すごいよかったと思うんですよ。みんなの思いが伝わってきて。
◇ ◇ ◇
延長戦後編では、佐々木さんと川上さんに改めてこの2年間と、22年にやりたいことについて、話を聞きます。お楽しみに。
川上アキラ書き下ろし+本誌連載で本当のももクロが見えてくる
『ももクロ流2020-2021』
メンバー座談会も!
2020年、2021年の2年間、ももクロはどんなことを考え、どんな活動をしてきたのか。川上アキラ氏の振り返りと、メンバー座談会、そしてリアルタイムでメンバーと川上マネージャーが語り合った2年間の連載で検証します。連載の再録には、現時点から当時を振り返る「メンバーコメンタリー」も収録。「『約束のネバーランド』で盛り上がった百田さんが、今、夢中になっているマンガは?」(20年11月号)、「玉井さんが、ソロ曲を作るならこんな曲にしたいと考えているイメージは?」(21年7月号)、「入院中の佐々木さんが病院で買って食べていたものは?」(21年9月号)、「プロ野球に熱中している高城さんが現在加入している配信サービスは?」(21年8月号)などなど、知りたい情報が満載です。(1650円/日経BP)
『ももクロ流2020-2021』
メンバー座談会も!

佐々木彩夏
1996年6月11日生まれ。神奈川県出身。2008年11月、「ももいろクローバー」(現・ももいろクローバーZ)に参加。キャッチフレーズは「ももクロのアイドル」。イメージカラーはピンク。愛称は「あーりん」。2月23日にはプロデューサーを務めながら自らもメンバーとして活動するアイドルグループ「浪江女子発組合」のファーストアルバム『花咲む』が発売される。
川上アキラ
1974年9月10日生まれ。98年に大学を卒業。同年スターダストプロモーション入社。2008年にももいろクローバーを立ち上げ、現在はももクロのほか、新たなプロジェクト「スターダストプラネット」も担当。
1996年6月11日生まれ。神奈川県出身。2008年11月、「ももいろクローバー」(現・ももいろクローバーZ)に参加。キャッチフレーズは「ももクロのアイドル」。イメージカラーはピンク。愛称は「あーりん」。2月23日にはプロデューサーを務めながら自らもメンバーとして活動するアイドルグループ「浪江女子発組合」のファーストアルバム『花咲む』が発売される。
川上アキラ
1974年9月10日生まれ。98年に大学を卒業。同年スターダストプロモーション入社。2008年にももいろクローバーを立ち上げ、現在はももクロのほか、新たなプロジェクト「スターダストプラネット」も担当。
(日経エンタテインメント!編集委員 大谷真幸)