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人工知能(AI)やビッグデータ解析技術などを活用した求職者と求人企業のマッチングサービスで急成長し、2018年、創業から15年で東証1部に上場したアトラエ。同社を率いる最高経営責任者(CEO)の新居佳英氏(47)は、小学校から高校までを桐朋学園(東京都国立市・調布市)で過ごした後、上智大学理工学部に進学した。人材サービス会社のインテリジェンス(現パーソルホールディングス)を経て起業した新居氏。大学時代から「会社の当たり前」を「なぜ?」と問い続けたことが、ビジネスと組織作りに生きている。

中学の頃から、将来の選択肢として経営者を意識していた。桐朋高校を卒業後、上智大学理工学部に進んだ。

シングルマザーだった母は、教育だけは環境の良い私立の一貫校でと思っていたようですが、基本的には「自分のことは自分で考えて決めなさい」という考えの人でした。周囲の友人のように「サラリーマンのお父さん」を間近に見たこともないので、自分が会社員として生きていくイメージは全く湧いていませんでした。

何より母子家庭の経済的な大変さを知っていましたから、将来は自分の力でしっかり稼げる職業に就きたいと思いました。中学時点で浮かんだのは医者、弁護士、経営者。経営者が浮かんだのは、母が役員秘書の仕事をしていた関係で経営者が周りに多かったからかもしれません。

大学受験では最後まで迷いました。数学や物理が好きで理系だったこともあり医学部も考えましたが、東京では東大か東京医科歯科大学しか国立がなく、あまりにハードルが高い。私は東京が好きなので地方は考えていませんでしたし、もちろん私立の医学部は学費が高くて論外です。結局、理工系の学部に行くことにしました。都心にキャンパスがある早稲田大と上智大に絞り、結果的に上智の理工学部に入学しました。

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