「晩杯屋」の定番「ロマネコンティ」って?

生ビール(440円)にはまず揚げ物を。「なすしょうが」(150円)と「イカゲソ唐揚げ」(180円)

生ビールに少し遅れてつまみが到着した。ナスは素揚げ、ゲソにはうっすらと衣がついている。「火だけ通しておきました」と言わんばかりのシンプルさがいい。もちろん揚げたてだ。つまみはすべて小皿に1人分のポーションなので、新型コロナウイルス禍以降、料理のシェアがなんとなく気になるという人でも安心だ。

続いて店長の本日のオススメから、「鯨刺し」(310円)と上野店の人気メニューベスト3の2位にランクインしている「納豆オムレツ」(180円)を選ぶ。ちなみに1位は「卵入りの煮込み」、3位は「イカゲソ唐揚げ」だ。

「鯨刺し」(310円)はごま油にニンニク、ショウガが添えられる

この日は時短営業の期間で早い時間帯だったこともあり、スタッフは厨房も含めてわずか3人。店内が広いだけに、スタッフの少なさが心配になるが、タブレットだとオーダーのたびに誰かを呼び止める必要がなく、好きなときに注文できるのでこちらも気楽でいい。一人飲みもいいが、ソーシャルディスタンスが十分に確保できるこの広さは、安心して人を誘える。

タブレットの扱いに慣れてきたところで、「晩杯屋」の定番「ロマネコンティ」を探してみることに。「日本酒・ワイン」のカテゴリーをタップしたら、お値段450万円でタブレットにもしっかりメニューオンされていた。もちろん確認だけで、スルーする。

最安値のつまみは「揚げにんにく」(90円)。食べた後が心配なのでこちらもスルーして、「揚げ塩ぎんなん」(150円)を追加オーダーする。素揚げに塩が添えられているだけだが、家ではなかなか調理しないギンナンをこの価格で提供してくれる店は得難い。

つまみには季節商品が多い。「揚げ塩ぎんなん」(150円)は見つけたら即、頼みたい一品

今回のつまみで、不意を突かれたのが「納豆オムレツ」だった。まず見た目が美しい。添えられたスプーンで半分に割ると、ほどよく半熟になった卵と一緒に納豆がトロッとこぼれ落ちてくる。洋食のシェフがいるのか? と思うほど姿も味も180円をはるかに超えるクオリティーだった。

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鮮魚店も兼ねている「晩杯屋」は刺し身が充実