容器も店舗内装も環境配慮しているオーガニックコスメ

化粧品の容器には可能な限り再生素材を使う。化粧水やオイルに採用するガラス容器では、端材や不適合品を再生したカレットを90%以上配合している。プラスチック容器の化粧品にはバイオポリエチレンを採用しているものもある。

店舗では空き容器の回収も行っており、再利用につなげる。将来的には、回収した空き容器を再びアスレティア製品として取り扱うことを目指す。

店舗の内装もリサイクル材にこだわる。カウンターに使われるタイルはリサイクル粘土やガラスを40%ほど配合したものだ。床材のリノリウムは亜麻仁油や松脂などの天然素材を原材料とする樹脂で、廃棄後には分解されて土にかえる性質の材を採用した。

研究開発にあたっては動物実験を行わないことを基本方針としている。自然との共生を徹底するブランドは、日本では他に例が多くないが、環境への意識の高い層を中心に支持されている。主力の化粧水や日焼け止めは自社の電子商取引(EC)からの販売が5割に達し、店舗に直接行けない人からも関心を集めている。

10月には、日本以外で初めて英国で販売を始めた。ECで取り扱いを始め、今後は店舗でも展開する。数年かけて欧州の周辺国にも広げる。英国を始めドイツやフランスでは、天然成分や環境配慮にこだわったオーガニックコスメの市場が発展しており、アスレティアが掲げるクリーンビューティーの本場といえる。

ブランドを担当する葉山信太郎氏は「ヨガや瞑想(めいそう)といった東洋的な要素を取り入れて、日本発のブランドならではの特色をアピールしていく」と話す。

(増田由貴)

ブランド名には、「アクティブでしなやかな生き方」との思いが込められている。ライフスタイルを提案するブランドでもあり、東京・表参道店の2階のスタジオでは予約をとればヨガや瞑想のプログラムに参加することができる。各プログラムは1時間3000円ほど。売り場のある1階にはもう少し手軽な瞑想のプログラムもある。

[日経MJ 2021年12月3日付]


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