2021/12/12

クロール氏は「特別な樽(たる)のウイスキーの限定品が好きだった」といい、この考えを季の美にも持ち込んだ。16年10月に最初のジンを発売してから、梅やウイスキー風味など既に約20種類を出し、ファンの心を摑んでいる。

季の美Houseは2020年6月にオープンした

20年6月に完成したブランド発信店の「季の美ハウス」で味わえる。同店は京都市役所のある河原町御池の交差点から5分ほど歩いた中心部にあり、築100年以上の京町家を改修した店舗だ。

おすすめは3種類のジンを選べるテイスティングセット。シトラスの風味やサンショウのスパイスをほのかに感じる通常の季の美のほか、匂いからはお茶としか思えない「季のTEA」などが選べる。ここにしかない限定品やカクテルもある。

英国風の内装を施した「ジンパレス」で取材に応じるデービッド・クロール氏

内装にもこだわり、家具や壁紙は京都の西陣織や唐紙の老舗とコラボレーションして設けた。さらに1階奥には、19世紀ヴィクトリア朝の英国風の内装を施した「ジンパレス」を用意した。会員限定で利用でき、これまで販売してきたほぼ全てのラインアップをくつろぎながら注文できる。

(京都支社 大平祐嗣)

[日本経済新聞電子版 2021年12月2日付]