女性は環境変化に柔軟 雇用慣行は変わらず
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日本経済を支えてきた終身雇用の慣行もあり、転職に対する考え方はそれほど肯定的ではない。産業能率大学が2013年度の新入社員に聞いた調査では「終身雇用制度を望む」人が69.5%にのぼっている。
日本生産性本部が13年度の新入社員の意識調査で転職について聞いたところ、「それなりの理由があれば1~2度はしかたがない」と答えた人が48%と最も多かったが、「しないにこしたことはない」も31.9%いた。
男女別にみると、「しないにこしたことはない」との回答が男性で33.8%と女性の27%を上回るなど、女性の方がやや転職に肯定的。「今の会社に一生勤めようと思っている」人も女性(52.7%)が男性(56.6%)より少なかった。
実際、厚生労働省の雇用動向調査(1997~2011年)によると、パートタイムを除く労働者の転職率は女性の方が常に高い。
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