足もとの草花も生き生きと 「春」をiPhoneで撮る

2月は各地で記録的な大雪となり、本当に寒い冬に見舞われた。それだけにいっそう春が待ち遠しい。3月にはゆっくりと散歩や旅行などに出かけたいところ。春の訪れに備え、小型で軽量というiPhoneの特長を生かした、ひと味違う写真の撮り方を紹介しよう。
地面スレスレの「アリの目」で撮った花壇の花。空も入ってさわやかな印象になった

「アリの目」で足もとの花も生き生きと

春が近づくと足もとの草花がにぎやかになってくる。そんな春の気配をiPhoneで撮影して友人に送るとき、意識するといいことがある。同じものを撮った写真でも、アングルが違うと相手に伝わるイメージはがらりと変わる。

例えば花。立ったまま上から見下ろすように撮るのではなく、地面スレスレの低い位置に構えて撮ってみると、空に向かって伸びていく生き生きとした様子を伝えることができる。いわば「アリの目線」だ。

音量ボタンを上にして左手で構えれば「アリの目」に。親指で音量ボタンを押してシャッターを切ろう

取材現場でも、カメラを地面に置いて撮影するケースがよくある。勢いのある写真を撮るには欠かせない手法だ。極端な場合、地面を掘ってカメラの位置をさらに下げ、レンズの位置を限りなく低くすることもある。

しかし、iPhoneでの撮影ならそんな苦労をしなくてもOK。カメラのレンズ部分が小さくて本体の端にあるからだ。一眼レフカメラと違って、地面にはうようにしながらファインダー越しに構図を確認する必要もない。

写真のように左手で構えて画面を見ながらシャッターを切れば、iPhoneに泥や砂が付くこともない。さらに、このまま花の近くにテントウムシやチョウが飛んで来てくれれば……言うことなしの構図になる。

「鳥の目」で幾何学的に撮る

カレッタ汐留(東京都港区)46階の展望スペースから築地市場を撮影。見下ろして撮り、画像処理をすれば簡単にミニチュア写真にできる

3月ともなると、就職を控えた学生たちの卒業旅行シーズンを迎える。旅先で素敵な風景に出合うと、写真に収めたくなるはず。そんなときは、目の前に広がる景色を少し違った視点で撮ってみてはどうだろう。「鳥の目」、つまり高いところから見下ろす俯瞰(ふかん)撮影だ。

俯瞰撮影にはいくつか利点がある。一つは、被写体の形や模様の面白さを幾何学的に表現できること。また屋外で撮影しても空が入らないため、写真の出来が天候に左右されにくい。さらに、ミニチュア風写真の素材にすることもできる。

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