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 友達や職場の人には、言葉を慎重に選んでも、相手が妻や夫となると、つい、きつい言い方をしてしまうことはありませんか。
 その言い方が、相手を不快にさせ、うまくいくはずの関係がギクシャクすることも。そこで、企業研修などでコミュニケーションの講師も務める大嶋利佳さんに、夫婦間の会話を円滑にする、上手な言い換えについて、日常、よくあるシーン別にアドバイスしてもらいました。

【CASE1】 無意味な詰問

NG × 「なんで遅くなるのに電話くれないの?」
OK ○ 「遅くなるときは、電話してくれると助かるわ」
(イラスト:土井ラブ平)

(イラスト:土井ラブ平)

連絡しなかった理由を問い詰めても、夫は答えようがないし、理由を知ったところで妻は納得できないはず。こんなときは、主語を「連絡をしなかった夫」にするのではなく、「連絡をもらえなくて困った私」、いわゆる「Iメッセージ」で伝えるのです。すると、夫は責められている気持ちになりにくく、妻の言葉や気持ちを受け入れやすくなるでしょう。また電話をかけてくれたら、オーバー気味でも感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。

【CASE2】  話すタイミングを選ぶ

NG × (夫が玄関から入るなり)「あなた、話があるの!」
OK ○ (食後のお茶を入れながら)「ちょっと相談があるんだけど……」

帰宅するなり、「話がある」と言われたら、夫は「責められる?」、と警戒心を持ちます。「相談」と言うだけで印象が変わり、「聞いてあげようかな」となります。タイミングも大事。できれば、夫がリラックスしているときに。また先に夫の話を聞くのもポイント。「そんなことがあったの。実は私ね……」と話を向けると、夫はより話を聞くモードになるでしょう。

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