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 身勝手な上司に、物分かりが悪い同僚。いっこうに仕事を覚えない後輩や部下…。日経WOMAN誌が2013年1月号「捨てる★技術」特集で実施した読者アンケートによると、「捨てたい感情」のトップに挙がったのが「イライラ」。毎日のように発生する「イライラ」の感情とどう向き合うのか、どう捨てればいいのでしょうか。川畑のぶこさんに聞きました。

怒りは認めて伝える自分を満たす時間も大切

人がイラッ、ムカッとするとき、その背景には、上のようなさまざまな思いが渦巻いている。「なかでも大きな原因は

人がイラッ、ムカッとするとき、その背景には、上のようなさまざまな思いが渦巻いている。「なかでも大きな原因は"期待"です。『○○であるべきなのに』『○○してほしい』といった相手に対する期待が満たされないことが不満となり、怒りへとつながります。また、感じた怒りを上手に相手に伝えられないことで、さらに怒りが募るという悪循環に陥っていきます」

 「怒りは、相手への期待の裏返し。"普通は、こうあるべき"といった自身の思いが相手への期待に表れ、それが満たされないと怒りに変わるのです」と話すのは、心理療法家の川畑のぶこさん。また、感じた怒りを「イライラするなんてダメだ」「こんな自分はよくない」などと否定すると、余計にストレスがたまってしまう。

まずは怒りを感じている自分を、客観的に「怒っているんだな」と認めてあげることが大切だ。その上で、怒りのもとになっている自身の思いを見直し、感じたことを相手に伝えるようにしていけば、怒りの感情はかなり、捨て去ることができるという。

「上司だったらこうあるべき」「部下なら当然、こうするべき」…あなたの怒りの背景に、こうした思いが入り込んでいない?見直してみよう。

以下の「怒りを解消する伝え方」を活用すると、自分の感情が相手にぐっと伝わりやすくなる。

「感じているイライラや不満を相手に伝えないと、相手が善処する機会を奪うことにもなります。自分だけではなく相手のためにも、しっかり伝えましょう」

日常で自分の心理的欲求が満たされず、我慢してばかりだとイライラしやすくなるのも事実。「疲れたらダラダラする」「大好きな○○のコンサートに行く」など、自分を喜びで満たすようなことを、積極的にスケジュールに組み入れていこう。

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