2014/1/14

「それでも半年、頑張りました。でも、ある日ご利用者さまを送迎するバスに乗っていたところ、アルバイトの運転手が事故を起こしたんです。私も首に大きな負担がかかり、病院に行きたかったのにそれも許されなくて。ここで働いていてはいけない、と、思いました」

結局、小林さんはそのデイケアセンターを半年で退職する。

時給1000円のパートから正社員へ

それでも小林さんは、介護業界を去らなかった。母を通じて、介護を必要とする人に、しっかりとした介護を提供する大切さを実感していたからだ。

「次の職場はデイサービスセンターでした。産休中の正社員の代替要員で、時給1000円のアルバイトでしたが、それでいいと思ったんです。正社員での仕事を安易に決めるのは怖く、つなぎとしてなら、別にいいと思いました」

それから3年。実は今も小林さんは、そのデイサービスセンターで働いている。それも、フルタイムの正社員として。

「2年間はパートでした。それでも辞めずに続けてきたのは、何より働きやすかったからです。施設長がとてもしっかりとした、人間味のある方で・・・スタッフを大切にして、守ってくれている感じがうれしくて。もちろん、きつい仕事もありますが、安心して働けるので人が辞めません。結果、スタッフの人数にも余裕が出て、さらに退職者が減るという好循環ができていました」

大事なのは、実際に「働き続けられる」環境

当初の雇用形態はアルバイトだったが、小林さんはほぼフルタイムで働いた。もともと正社員希望。また職場には人の余裕があったので休みも取りやすく、小学校低学年の2人の子どもをもつ身にとって、これはありがたいことだった。

「スタッフにママが多く、お互いの苦労が分かるんです。だから、例えば子どもが突然熱を出したときなど、仲間が気持ちよくフォローしてくれます。こうした協力ムードを、マネジャーが率先して作ってくれるのも、大きかったです」

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復職成功の秘訣は「しっかりした自分の考え」