男性も使える、失敗しない「女子会」の極意
人間関係を広げ、深めることができる女子会(写真は本文とは関係ありません)
年賀状、あいさつ回り、忘年会に新年会――。年末から年始は、人間関係について考えることが多い季節。「仲間の近況は?」「名刺交換したAさん、一度ゆっくり話してみたい」など、深めたい、広げておきたいつながりを再確認したくなった人も多いのではないだろうか。
「男性の目を気にしなくていい女子会は、深い話がしやすく、親しい関係になりやすいもの。人とつながるツールとして活用してみてください」とは、女子会歴20年の作家・衿野未矢さん。早速"女子会ノウハウ"をレクチャーしてもらった。
■女子会成功のカギは"テーマ"の有無
「女子会には2種類あります。友達関係を深める"クローズドな女子会"と、人間関係を広げるための"オープンな女子会"。どちらを開催するかで、人集め、セッティング、誘い方のポイントが変わります。まずはどちらの会にしたいのか、そして話したいテーマをはっきりさせましょう」。テーマありきで開催すると、興味のある人だけが集まるので、会の趣旨がずれたり、共通の話題が見つからなかったりといった失敗も防げる。
衿野さんがすすめるのは、自分が幹事を務めること。「いきなり2人で会うのは緊張する相手でも、仲の良い友達を交えれば気楽なもの。何より自分が幹事なら、興味があることを思いきり話せてスッキリ。会の名前は…などと気負わず、こんなテーマで話したいから集まりませんか、と気軽に誘ってみてください」(衿野さん)。
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【女子会には2つのタイプがある】
~未知の人との交流を深めるオープンな女子会~
気になっている人との縁を深めたい、新たに人脈を広げたいというときに開催する、ネットワーク作りの女子会。参加者を限定せず、仕事で数回顔を合わせている人、メールや年賀状だけのやり取りでなかなか会う機会がない人などを誘いたい。
~仲良し同士で集まるクローズドな女子会~
気心の知れた"いつもの仲間"が集まる女子会。新たな輪を広げるのではなく、友達同士の親睦をより深めることが目的。恋愛、結婚、出産など女子ならではのテーマも、相手の性格や経験を知っているからこそ、話が深まりやすい。
「女子が集まると、4人だと誰かが話題を独占してしまうこともあり、7~8人になると話の輪が2つできてしまうので、話題を共有しにくい。同じ話題で全員が盛り上がれるベストな人数が6人です」。煮詰まりすぎず、分散せずを意識しよう。