●ちなみに――語源は「甘い」、あめ人気は西高東低

あめが登場したのは今から千年以上も昔。植物からとった甘い液体を煮詰めたもので、当時は水あめのような液体を調味料として使っていたようだ。あめの語源は「甘い」に由来するといわれている。

庶民のおやつとしてブレークしたのは、江戸時代。今のような固形のあめが開発された。京都や大阪では美しいあめ細工の技術が競われ、あめ売り職人という職業まで登場した。砂糖はまだまだ高級品だった時代、あめの登場によりお菓子を楽しむ風習が一般社会にも広がっていった。

現在はスーパーやコンビニで様々なキャンディーが手に入る。ちなみに、総務省の家計調査(2010年~12年の平均)によるとキャンディーの支出額(2人以上の1世帯あたり)が全国で最も多い県庁所在地・政令指定都市は山口市(年間2842円)。全国平均は同2206円なので600円以上多く買っている。さらに2位以降も堺市、奈良市、大津市、松江市など上位は西日本勢が独占。東京都区部は31位の2190円。キャンディーへの支出は、西高東低の傾向がある。

(佐々木たくみ)

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●専門委員の横顔(五十音順)

下井美奈子さん

1973年生まれ。実家の母が菓子教室講師ということから、子どもの頃からスイーツの食べ歩きや菓子作りを行う。一般企業を退職した後、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」で料理・製菓の資格取得。またパリの製菓料理学校「ル・コルドン・ブルー」「ルノートル」で学び、2年間のロサンゼルス在住中にも各国の製菓・料理を習得。情報サイト「オールアバウト」では立ち上げの2001年から、スイーツガイドを担当。多数のメディアで洋菓子情報を紹介するほか、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーターも務める。共著に「TOKYO美食パラダイス」など。

下園昌江さん

1974年生まれ。大学卒業後、専門学校やパティスリーで製菓の技術や理論を学んでおり、製法にも詳しい。菓子の食べ歩き歴は15年。近年は特にフランス菓子に力を入れ、フランスを巡るツアーや焼き菓子を中心とした菓子教室も開催。監修本に「とびきりスイーツ見つけた!」。ウェブサイト「Sweet Cafe(スイートカフェ)」主宰。

平岩理緒さん

1975年生まれ。小学生のとき、訪れたデパートでスイーツの魅力に目覚める。大学卒業後、食品会社のマーケティングに携わる。2002年、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」デパ地下選手権での優勝を機に、食の情報発信を本格化。退社後はフリーのフードコーディネーターとして活躍中。月に食べる菓子は100種類以上。和菓子店での勤務経験もあり、和、洋菓子全般に詳しい。著書に「アフター6のスイーツマニア」(マーブルトロン)。コミュニティーサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。