検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

ミラノマダムに学ぶ 40代女性、冬の着こなし術

スタイリスト・清水久美子さんがセミナー

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

 寒いこの季節、通勤スタイルは防寒重視になりがち。ただ、着ぶくれした格好は「一歩間違うと性別不明に見えてしまう」と、人気スタイリストの清水久美子さんは指摘する。清水さんはこのほど、日本経済新聞社で40代向けファッションセミナーの講師として登壇。「40代はファッションの再構築が必要な世代。ちょっとした工夫1つで人と差をつけ、魅力的なスタイルに見せることができる」と話し、ストールの巻き方や印象を変えるベルトの位置など、実演を交えながら冬の通勤ファッションの技を披露した。

「お節理論」で40代のおしゃれを演出

若い頃とは体形が変わり、お気に入りのブランドが以前ほど似合わなくなってくる40代。何に気をつけたらよいのか。清水さんが提案するユニークな考え方が正月のお節料理に例えた「お節理論」だ。二段のお節では、一の重に紅白かまぼこ、だて巻きなど、二の重にはお煮しめなどが収められる。

「甘く華やかな一の重が20代、30代の女らしさとするならば、40代の第一印象ははそれまでのキャリアや人生経験がにじみ出る、いわば、お煮しめが入った二の重。そのうえで、一の重のかわいらしさをちらりと見せるテクニックを身につけてほしい」

「目指すべきなのは流行に流され過ぎず、奥行きのある女らしいファッション」。お手本として挙げるのが、女らしさの演出方法を知っているミラノマダムたちだ。セミナーでは参加者にスナップ写真を見せながら、ポイントを解説した。


コートやストールなどを使ったコーディネートを実演する清水久美子さん(右)

コートやストールなどを使ったコーディネートを実演する清水久美子さん(右)

"脚影タイツ"がエレガント

最初に取り上げたのは、すらりと伸びた脚が美しい女性【1】。タイツは冬場の定番だが、選び方を間違うとカジュアルに見えてしまうこともある。きちんとした職場にはふさわしくない網タイツなどは論外。「彼女がはいている、美しい陰影ができる"脚影タイツ"がエレガントです」。無難なのは黒っぽい色だが、店頭では色表示で選ばず、「必ずサンプルに握った手を入れて、陰影や光沢、透け感を確認する。色はグレーと茶が混じったような黒に近い色がいいでしょう」

続いては襟の形に注目してみよう。【2】のコートでは大きめの立ち襟が「顔を小さめに見せる効果があります」。【3】のコートは隙間がある襟ぐりによって「和服の抜き襟同様、女らしさが演出される」という。冬場は肌を覆うことがほとんどだが、袖を少し短めにして手首を見せたり、襟元を開けて首をのぞかせたりするだけで、"女っぷり"が上がるのだそう。

40代になったらベストシルエットを意識

【4】【5】の2人のマダムのかっこよさはどこからくるのか。「サイズに尽きます」。パンツの幅、肩、ウエスト。いずれも2人の体形にぴったりと合っている。「40代になったら、改めて自分にとってのベストシルエットとは何かを意識してください」。自分自身を知る上で大事なことは全身が映る姿見で毎日、チェックすること。清水さんはその際、裸足ではなく、靴を履いて全身のバランスを見ることも忘れないそうだ。「浴用の足マットを1つ用意しておくと便利ですよ」

自らを「お直しマニア」と呼ぶ清水さんによれば、「着なくなった服は実は、サイズが合っていないからということが多い」。時にはとことん、直してみる。「すそとウエストだけでなくパンツの幅、ジャケットの肩や袖丈を直すと発見があるものです」

1つの色をグラデーションで組み合わせる

【6】【7】の女性のスタイルに共通するのが「ワントーン」。小物に至るまで同系色でまとめる、40代におすすめのコーディネートだ。「売り場で、明るいピンクや赤などのストールを『差し色になります』と盛んにすすめてくることがありますが、ちょっと待って。1つの色をグラデーション(濃淡)で組み合わせる方が洗練された印象を与えます」。その際、【6】のように異素材のアイテムを組み合わせたり、【7】のように肌色に近いベージュ系でまとめたりすると「知的でセクシーなイメージが出せます」。

小物使いにも一工夫してみよう。まずは苦手だという人が多いベルト【8】だ。ルールはパンツやコートについている、ベルトループにとらわれないこと。「もっともきれいに見える位置にベルトをする。ウエストを自分で作るんです」。写真の女性のように、重ね着したニットの上に、無造作にベルトをするのがおしゃれだ。「あれこれそろえなくても、明るい茶と焦げ茶の2本があれば万能です」

「揺れる」が女性らしさのキーワード

いまや真夏でも登場回数の多いストールは、マフラーとともに冬場の必須アイテム。清水さんが提案する「巻物」の鉄則は「揺らすこと」。「女性らしさのキーワード。それが『揺れる』です。揺れているものは女性の表情に女っぽさを出します。男性の"狩猟本能"もくすぐるのです」。だからきっちりと畳んで巻いたりせずに、ふんわりとまとう【9】。ロングネックレス【10】も同様だ。ゆらゆらとするくらい長いものをつけるのが効果的。

「最後に蔵出しテクニックを」と紹介したのが「肩掛け」【11】だ。ジャケットでもコートでもそでを通さず、ふわりと羽織ってみる。「レストランに入る時にこれをすると周囲の視線を集めることができます」

セミナーの後半ではイタリアの人気ダウンコートブランド「ヘルノ」の新作を使い、大きな立ち襟による小顔効果や、短めの袖丈でかわいらしさを演出するコーディネートなどを実演した。清水さんは「ミラノマダムのように、女性はいくつになってもセクシーさや女らしさを磨くことを忘れないでほしい。自分に本当に似合うものを知り、使い捨てではなくて長く愛せるものを身につけてこそ、エレガントな女性といえるのではないでしょうか」と話している。

(構成 生活情報部次長 松本和佳)

[11月12日の日経ウーマノミクス プロジェクト「清水久美子のファッションセミナー」の内容を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_