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コウケンテツさん「ヨメの兄弟げんかの収め方に脱帽」

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子どもの成長も目まぐるしいですが、うちのヨメも母としてどんどん成長しています。ヨメが最近、全く動じなくなりました。そして以前にも増して、さらにパワーアップしているんです。

一時期、舜と蓮の兄妹間のケンカが激しいときがあったのですが、そのときの対応が「あっぱれ」としか言いようがなく。

僕の場合は、ケンカが始まると「やめろよ」とただオロオロするばかりなのですが、ママは遠くから見守るだけ。で、「ここぞ」というときに手を差し伸べて、サっと丸く収めてくれるんですね。そのタイミングとか、距離感とか、言葉がけが絶妙なんです。

あえて本人の言葉を受け止め、本人に感じさせる

ある日、僕が出張で留守をしていたとき、舜が壁に落書きをしてしまったそうなんですね。

蓮にもちょっと描かせていたようですが、ほとんどが舜が描いたもの。それを見つけたヨメが、「この落書きは、誰がやったの」と聞くと、舜が「蓮、描いたでしょ~」と罪をなすりつけたんです。

明らかに舜が描いたものだと分かったのですが、あえてヨメは「これ、蓮ちゃんが描いたの。ダメじゃない。こういう所に描いたら」と蓮を叱ったそうなんです。その後に、蓮の前で「にいに(舜)、これ本当に蓮が描いたの」と何度も聞くと、「蓮が描いた」の一点張り。「嘘をつくのが一番悪いことだよ」とさらに畳みかけると、舜もだんだんヤバい表情に……。

「こんな上手な絵を蓮ちゃんが描けないよね。もう一回聞くけど、誰が描いたの」とトドメを刺すと、「にいにが描いた」とようやく白状。そこでいよいよ「もう描いてしまったものは仕方ないけど、一番いけないのが自分の罪を人にかぶせること。それが一番ダメなことなんだよ」って諭したそうなんです。

そのいきさつを電話で聞いて、「おお、すごいな」と感心しちゃって。

すぐに「舜がやったんだよね」と頭ごなしに叱るんじゃなく、まずは本人が言った言葉を受け止めて、あえて本人に感じさせるところが、思わず「お見事」と叫びたくなりましたね。

出張中、僕はヨメに一日5~6回電話します

下の子は「こういうことをしたら怒られる」と分かっているので、やっぱり要領がいいんです。だからこそ、上の子ばかりを叱るんじゃなくて、下の子に対しても悪いところを見つけたらちゃんと注意する。その叱り方のバランスも、ヨメがちゃんと考えてやってくれているようで…。

僕がいない間に、いつの間にそんなスーパーママになっとったんや、とただただ驚くばかりです。

ここ一年は僕が子育て関係の仕事が多くなったせいか、講演会やイベントで土日の出張が急増しています。長いときは1~2週間、その他に海外ロケもあったりして、月の半分は家を空けることも多い。

出張で離れている時間を支えてくれるのが、毎日の家族とのやり取りです。僕は一日5~6回くらい電話しちゃうんですけど、ヨメも忙しいので5回のうち1回はつかまる感じです。え、電話し過ぎですか(笑)

そこでお互いに「今日はこんなことがあったよ」と報告し合うんですが、ヨメから子ども達との会話やいろんな出来事を聞いて、「なるほど」と勉強になることが多いですね。それを講演会でリアルなネタとして話すという、ある意味"いい循環"ができている感じです。

忙しくても、夫婦で互いの考えをシェアする

そんな忙しい毎日を過ごしていて思うのは、「お互いの思いや考えをシェアすること」が、やっぱり大事だなということ。

自分が思っていることを伝えられなかったり、理解してもらえなかったりするのが一番しんどいですもんね。どんなに小さなことでもよくて、ビデオ通話サービスの「FaceTime(フェイスタイム)」とか、無料対話アプリの「LINE」などのツールを使いながら、たわいもないおしゃべりをしたり、子ども達のおもしろ動画や「こんなん食べたよ~」というその日食べたものの写真を送り合ったりするだけで和みます。

SNS(交流サイト)って、家族間で使うのにもってこいのツールだと思います。子ども同士が使って、色々問題になることも多いですが、新しい育児の形としてSNSを家族間の交流に使うのはいいことなんじゃないかと思うんです。ヨメも、実家の家族とグループLINEをやっていて楽しんでいる様子。僕はそのグループに入ってないんですけど、むしろ入ってないほうが盛り上がるみたいです(笑)。

夫婦で久しぶりのデート。楽し過ぎてお酒をグイグイ

長い出張の間も、ヨメが一人で子どもの面倒を見たり、家事や仕事をしたりとお任せしっぱなしなので、頭が上がりません。まぁ、僕がいない分、撮影がなくなるので少しバタバタが落ち着くみたいで、かえって僕がいないほうが静かでスムーズ…みたいなところもあるようですけどね(笑)。

先日、母に子どもを預けて、夫婦で久しぶりのデートをしたんですよ。二人で食事に行ったのですが、話題はやっぱり子どものことばかり。でも、あまりにおいしい食事と夫婦水入らずの会話が楽し過ぎて、酒が思いの外進んでしまい、すぐに酔っ払ってしまいました。僕、このコラムで酔っ払う話がよく出ますけど、今回は久しぶりのデートでホンマにうれしかったんです。

いつもは軽くワイン1本は飲んじゃうので、「今日はあんまり飲まんどこう」と決めて、グラスでシャンパンやワインを注文していたのに、グイグイいってしまって、結局1本どころでは済まなくなり…。

こういう夫婦の時間って貴重だし、たまには必要ですよね。また、次のデートも楽しみに、毎日の子育てと仕事のドタバタを乗り切りたいと思います。

コウケンテツ
 料理研究家。大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案。テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。一男一女のパパでもあり、自身の経験を基に、親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。著書は「いつものかぞくごはん」(小学館)、「子どものまんぷくごはん」(家の光協会)、「幸せの野菜ごはん」(文化出版局)、「弁当」(講談社)など多数。

(ライター 伯耆原良子)

[日経DUAL 2015年11月12日付記事を再構成]

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