職場の女子会、どう対応? 適度に参加し孤立防ぐ
断るには「代わりにランチは?」など代替案を
職場の女子会が苦痛です。行かなきゃダメですか?(28歳女性)
「女子会」という言葉がユーキャン新語・流行語大賞のトップテンに入ったのは2010年だ。働く女性が増え、職場で女子会を開くようになった例も多いだろう。とはいえアフターファイブまで職場の人と一緒にいたくないという人もいる。どうすればいいのか。
職場のコミュニケーションに詳しいアップウェブ(東京・千代田)代表の藤田尚弓さんは「女子会には3つの効用がある」という。1つは苦手な人が減ること。酒が入って意外な一面を知り、相手への苦手意識を消せることがある。2つ目は職場での孤立を防げる点。女性の悩みは人間関係にあることが多い。「適度に参加して孤立を防ぐのがよい」(藤田さん)
最も重要なのは助け合える場面が増えること。コミュニケーションの回数が多いほど助け合いが増えるという調査がある。「大事なのは時間の長さでなく回数。最後までいなくても、顔を出すだけで効果がある」。その際、「用事があったけれど無理して来た」との状況を演出するとなおよい。
どうしても行きたくないときの断り方について、藤田さんは、誘ってくれたお礼を伝える、参加できない理由を伝える、「代わりにランチはどうでしょう」など代替案を出すことを提案する。
それでも参加することになった場合に気をつけたいのが「情報開示のコントロール」(藤田さん)。安易に仕事の悩みや恋人のことなどを相談すると筒抜けになる。誰かが始めた悪口に「相づちを打っただけで『悪口を言っていた』と言われてしまうことがある」(藤田さん)。ネガティブな噂話に、うなずかないのがポイントだ。
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