効率的な文字入力を助ける各種の機能

MS-IMEでの文字入力は、「予測入力」が基本となっている。読みの先頭の文字を入れるだけで、言葉を予測してくれるのだ(図8)。入れた文字をそのまま変換することもできる。ちなみに、「きょう」や「あした」「らいげつ」などの読みで、実際の日付や月などが変換候補として表示される(図9)。

図8 文字入力を始めると(1)、その文字で始まる語句が候補で表示される(2)。候補は過去の入力内容に従って変化する。目的の語句が候補に出なくても、さらに入力を続ければ、それに応じて候補が入れ替わる。上下のカーソルキーで候補を選択し(3)、「Enter」キーで確定する。一方、スペースキーを押すと、通常の変換候補が表示される(4)
図9 「きょう」と打つと(1)、予測候補にその日の日付が表示される(2)。表記は複数ある。「あす」や「きのう」、「らいねん」(年のみ表示)、「らいげつ」(月のみ表示)なども予測入力の対象となる

予測変換がなじまなければ、設定画面で機能をオフにして、標準の変換のみにできる(図10)。予測変換時に、ユーザーの過去の入力履歴と、標準のシステム辞書を使うかどうかや、サーバーに読みを送って最新単語を変換する「クラウド辞書」の使用も可能だ。

図10 IMEの設定画面で「全般」を開く(1)。予測候補を表示するまでの文字数の設定を「○文字」から「オフ」にすると予測入力が無効になる(2)。予測に自分の入力履歴を利用するか(3)、システム辞書を利用するかも選択可能だ(4)。「クラウド候補」を使うこともできる(5)

過去の間違った変換内容が記憶され、以後、予測候補に表示されることもある。気になるなら、その場で削除できる(図11)。

図11 候補に不要な語句がある場合は、マウスポインターを当てて「×」ボタンを表示させ、クリックして消去する(1)。隣の虫眼鏡ボタンは、その語句をウェブ検索する(2)

一方で、変換しても出てこない単語はユーザー辞書に登録すれば変換できるようになる。「めーる」と打ってメールアドレスを入れるといった小技もある(図12図13)。

図12 入力インジケーターを右クリックして表示されるメニューで「単語の追加」を選ぶと登録画面が出る。(1)に入力したい語句、(2)に読みを入れ、判断できれば(3)で品詞を指定する。「登録」で保存し(4)、画面を「閉じる」(5)。その後は、「めーる」と打って、自分のアドレスを出すといったことが可能となる。(6)で登録した語句の管理画面が開く
図13 登録した単語は「ユーザー辞書ツール」で管理する

なお、共用パソコンで個人情報を入力する際などには、一時的に変換内容の保存を止める「プライベートモード」を使うとよいだろう(図14)。

図14 IMEのメニューを出し(1)、「プライベートモード」でオンとオフを切り替える(2)。モードがオンだと、図のように入力インジケーターに鍵のマークが付く
次のページ
読みのわからない文字を入れる
MONO TRENDY連載記事一覧