強さとあでやかさを交差 80年代ムードをしなやかにリバイバル

マニッシュなパンツでりんとした華やぎを Emporio Armani 2021-22年秋冬コレクション

「ポストコロナ」の兆しを感じ取って、楽観的でポジティブな装いを打ち出す傾向が強まってきました。その一例が「80年代リバイバル」。ブランド誕生当時のパワフルなムードやクールな気分をまとわせているのは、40周年を迎えた「Emporio Armani(エンポリオ アルマーニ)」のルックです。パープルのファーはゴージャスな華やぎが印象的。別の色を交わらせて、強さとアンニュイ感という二面性を映し出すかのよう。高貴さと複雑性を象徴するパープルは今を映すトレンド色と見込まれています。

秋らしいイメージづくりに帽子とブーツはうってつけ Emporio Armani 2021-22年秋冬コレクション

スポーティー感とドレッシーさ、たおやかさとタフ感など、互いに相反する複数の雰囲気を組み込んで、芯の強い女性像を描き上げています。古風なケープを添えたかのようなミニ丈ワンピースに、カラフルでつやめいた帽子を引き合わせました。足元はレースアップのロングブーツで合わせて、スパイスをプラス。「ミニワンピース×ロングブーツ」という往年の人気ルックのリバイバルを予感させます。

(画像協力)
ジョルジオ アルマーニ ジャパン
https://www.armani.com/

多様性を支持する流れを追い風に、一段と自由なミックススタイルが2021-22年秋冬の装いを華やがせそうです。まったりした穏やかな「家ごもり」気分のほか、旅に誘うかのような楽観スタイル、レトロ×フューチャーの超時代ルック、そして「ネオ80年代」の前向きな着こなしなど、ポストコロナを見据えたおしゃれは選択肢がいっぱい。自分好みの着こなしを選んで、「脱・コロナ」に向かうおしゃれを盛り上げてみませんか。

宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通販ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研プラス)がある。

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