SKY-HI 自分なりの理想・意志を持った「個」を求めて連載 SKY-HI「Be myself, for ourselves」(12)

日経エンタテインメント!

4月から『スッキリ』(日本テレビ系)での放送やHuluでの配信を続けてきたボーイズグループのオーディション「THE FIRST」が8月13日にデビューメンバーを発表する。[「THE FIRST」についてはこちら

SKY-HI(日高光啓)は新しいボーイズグループ結成のためにオーディション「THE FIRST」を開催(写真:上野裕二)

最終審査は、「クリエイティブ審査NEO」とプレデビュー曲となる「Shining One」を課題曲とした審査の2つ。主催のBMSGのCEO(最高経営責任者)であり、オーディションの総合プロデューサーSKY-HIは最後にどんな決断を下し、どんな新しいボーイズグループを誕生させるのか。最終発表の約2週間前にその胸の内を聞いた。

「正直、まだみんなには言ってないけど、そろそろ(最終メンバーを)考え始めようかなと思っているところです。『まだ、全く考えてない』と言うと嘘になるし、『決めろ』と言われれば今日にでも決められるかもしれない。でも、最終的な決断は最後の審査で、全員のパフォーマンスを見てから決めたいと思っています。

現段階で残っている10人に関しては、角度を変えればどんなメンバーの組み合わせでもグループが成立するから、難しい作業ですね。ただ、彼らの志向するのが海なのか山なのか、また、僕自身が目指すのが海なのか山なのか。その方向を明確に定めたら、ピースを埋めるようにおのずと最終メンバーが決まっていくように思います。

15人で始まった1カ月間の合宿では、彼らが同じアマチュアの立場の人たちと一緒に暮らすことで、お互いを蹴落とし合う関係ではなく、『仲間』として、また『ライバル』として尊重し合う関係を構築してほしいと考えました。脱落するしないにかかわらず、15人が同じ『仲間』であることを強調した空気づくりを大事にしてきたつもりです。

さらに言えば、今、彼らが人生のなかで本当に貴重な数カ月間を過ごしているということを大切にしてほしいです。ここで小さく競い合ったところで人生の大局から見れば大差ないことだし、極端に言えば、ここでデビューできるかできないかも、1つのターニングポイントに過ぎないかもしれない。もちろん、大きなターニングポイントであることは間違いないですが」

オーディションを見ている側としては、つい「いったい誰が最終メンバーに選ばれるのか」に意識がいってしまう。しかし、SKY-HIの意識は、現在残っているボーイズ1人1人の「アーティストとしての未来」に寄り添っているように思える。彼が繰り返し口にしたのは、デビュー後に訪れる様々な困難を乗り越えるためにも、“個々のアーティシズムが不可欠”ということだった。

次のページ
この経験が彼ら全員のこれからの音楽人生に活きてほしい
エンタメ!連載記事一覧